忙しい毎日ですが、たまに自分一人だけの時間を持てると、とても幸せな気分になります。昔から、単独行動派なのです。
良く言えば独立独歩、悪く言えば協調性がない?いやいや、私が思うに、協調性がないというのは、仲間と行動を共にしているにもかかわらず、自分の意見を無理強いしようとすることです。最初から一人で行動するなら、それは協調性がないと言うべきではない。
はい、言い訳から入りました(笑)。
友人と出かけるのも嫌いではないんですよ。でも、それ以上に一人で出かけるのが好きです。映画・コンサート・舞台・旅行など。一人だと気兼ねがなくていい。
「お前って孤独好きなヤツだな」「先輩って孤独好きですよね」なんて周りの人々からよく言われてきましたが、私からすると「なんでいっつもみんなで居るんだよ」と不思議な気にさせられます。
学生時代、「下宿に戻って留守番電話を確認したら一件も入ってなくてがっかりした」「メール着信が少なくて寂しい」なんて言葉をよく聞きましたが、私からすると、なにか遠い世界に住んでいる人のような気がします。
「留守電を確認っと、またデートの誘いか、断るのも大変なんだよな、はぁ……。」「メールを確認っと、あらら、いろんな女性からデートの誘いが入ってるよ、辛いな……。」
はい、大嘘をつきました(笑)。
でも、そんなに人に誘われるのもしんどい話ですよね。自分の時間・人生が持てないんですから。やっかみじゃありませんよ、うん、多分。
今、私がしているのは、全力で生徒の思考回路に密着して、最大限生徒のために役立つよう指導するという仕事です(少なくともそういう気持ちでやっています、できているかどうかは別として)。
そのせいか、学生時代より「孤独好き」はさらに磨きが掛かってきた気がします。仕事中は全力で他者のために頑張る。そのエネルギーを補充するために、仕事以外の場では人と接してエネルギーを浪費することを避ける、そんな自己防御が働いているのかもしれません。高校生時代からバイクに乗っていますが、今の方が遥かに楽しく感じられるのは、そのせいなのかも。もちろん、バイクは単独でしか乗りません。多数と出かけるマス・ツーリングは未経験。多分これからも未経験(笑)。
ネットを見ていると、「ぼっち」という言葉をよく目にします。もちろん「ひとりぼっち」の意ですが、とにかくネガティブな状況として捉えられている気がします。「ぼっち」=寂しい・悪・コミュニケーション障害・人間としてレベル低い、みたいに。
日本社会の同調圧力の強さを表しているんだと思いますが、社会では、「ぼっち」に挫けない、というより、「ぼっち」でいることが基本、「ぼっち」が楽しくて仕方がない、といった人材の方が重宝されるんじゃないでしょうか。お前は自営業だからそう思うだけだって?そうかも。
ただ、塾に関する話につなげておくと、成績のいい人は「ぼっち」であることを、全然気にしないタイプの人が多い、ということは言えます。
とりとめのない話でしたが、ぼっち万歳、ということで擱筆。