The Black Keys “Little Black Submarines”

このブログのアクセス状況を調べてみると、有り難いことに色々なサーチワードで検索されているようです。勉強・塾関連のサーチワードが多いのは当然ですが、それ以外の語による検索が多いのは結構嬉しいですね。そもそも書いている私自身も、勉強関連ばっかりだと飽きてしまいますし(笑)。

と自己弁護してから、音楽関連の記事です。

テレビを全然見ない代わりに、ネット上の動画をよく見るんですが、特によく見るのは、音楽関連・二輪関連。先日記事にしたアマゾンと同じく、YouTube も試聴の履歴から、「オススメの動画」を提示してくれるんですが、これがまた興味深い音楽や動画に充ち満ちていて困ってしまいます。「ちょっとだけ」と思って見出すんですが、「こんなバンドがいたんだ!」「うわっ!このマシン乗ってみたい!」てな感じで、時間があっという間に過ぎてゆきます。いかんいかん。

ブログの記事もそんな動画を横目で見ながら書いているんですが、気軽にちょっとしたライブが見られたりして、本当にいい時代になったものです。海外のバンドであっても、その動向や意図がほぼリアルタイムに伝わってくるのは、本当に有り難いことです(評論家泣かせだとは思いますが)。

The Black Keys 自身が3日ほど前にアップロードした “Little Black Submarines” を見ながらこの記事を書いているんですが、やっぱりライブは小さい箱に限ります。観客として楽しいのはもちろん(このビデオでもお客さん達メチャクチャ楽しそうにしています)、アーティストとしても客の反応をダイレクトに楽しめると思うんですよね。

某有名バンドは、世界ツアーに出る前に偽名で小さなライブハウスを押さえておき、サプライズ的に数十名の観客を相手に演奏することで有名ですが、これってやっぱり、ライブ感覚を取り戻すためだけではなく、観客との濃厚なコミュニケーションを楽しむという意図もあるんだろうと思います。

激しいロックだけではなく、クラシックも伝統芸能もやっぱりライブが一番。それも小規模なライブが。

私のフィールドに引き寄せて言えば、塾もやっぱり同じじゃないでしょうか。録画済の映像授業は、どうしてもライブ授業に劣ると考えています。突っかかりがないスムーズな授業は一見効率的に見えるんですが、理解や定着という面からすれば、実は逆効果なのではないか。野口悠紀雄もどこかでそんな話を書いていましたが、このあたりはまた別の記事にて。

The Black Keys – Little Black Submarines [Official Music Video]

Led Zeppelin “Stairway to Heaven” をコンパクトにしたようなこの曲、頑固なブルースファンにも好感を持たれそうでありながら、すごくキャッチーで流行る要素満点だと思うんですが、いかがでしょうか。静から動への流れが堪りません。上手くゆかない恋愛を潜水艦に喩える歌詞も秀逸です。

Oh, can it be
the voices calling me
they get lost and out of time
I should’ve seen a glow
but everybody knows
that a broken heart is blind
that a broken heart is blind

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