国語の授業で小説を取り上げるとき、登場人物の相関図を黒板に書いて説明することがしばしばあります。
大学入試ではほとんど見ませんが、中学入試だと、登場人物の関連を把握することがポイントになっていることが時々あるからです。
実際の書き方や、指導の実例はまた一度ご紹介してみたいと思いますが、今日は時間がないので、軽い話題で。
わが息子、絵を描くのが好きでして、暇があれば紙にペンを走らせているんですが、先日何気なく覗いてみると、親族相関図(らしきもの)を描いています。私たちが教えた覚えはないので、ドラえもんか何かの本で見た登場人物相関図をまねているのでしょう。
「何かおもしろそうなん描いてるな。なかなかいい感じやんか。ちょっと見せてくれよ。」
まず、息子の上に私と妻の二人が描かれています。そして息子とそれぞれの間に線が引かれています。その線のよこには幼稚ながら注釈が添えられています。
妻 — けっこんしている — 私
妻 — うんだ — 息子
私 — せんぱい — 息子
確かに、私も息子と同じ小学校に通っていたので、「せんぱい」というのは間違いではありませんが……。もう少しいい文句で紹介してくれよ。「かっこよくてそんけい」とかさ(笑)。
他にも親族や息子の友人が出てきており、なかなか楽しい図になっているんですが、注釈を見ているとかなり悩んで書いている節も見られます。
妻の実父 — はなしたことがある — 私
おいおい、そんなんやったら誰でもあてはまるじゃないか。こういう関係は「義父」とか「岳父」って言うんだよ、と説明しましたが、分かってもらえたかどうか。
ちなみに、義父義母には、私・息子ともども可愛がってもらっておりますので、ご安心下さい(笑)。