塾と情報機器(iPad)

Apple社のiPadが発表されました。

詳しくは下記公式サイトを見てもらうとしましょう。
(ムービーも面白かったですよ。平易な英語で説明されていますし、もし英語がダメでも映像で十分意味は分かると思います。keynoteは私のようなマニア向けですが……。)

http://www.apple.com/jp/ipad/

要するにiPhoneの大型版とお考え頂くといいんですが、個人的には、大きな可能性を感じるデバイスです。

塾ブログなので、塾運営に結びつけて考えてみましょう。

まず、新聞や書籍をiPad上で取り扱うことができるということは、教材もこのiPad上で扱うことができるということです。

ぼんやりしていると、狭い教室が教材であふれかえってしまうので、出来るだけ教材や書籍を処分する(というか生徒にあげる)ようにしていますが、電子化すればスペースが不要になります。

教材が電子化されるなんてまだまだ先なんじゃないの?とおっしゃるかもしれません。確かに生徒さんの利用する教材は紙ベースの方がいいと思います。書き込める・安い・壊れない、という利点がありますから。従って、すぐにこうした機材に置き換わるとは思えません。

しかし、教える側については非常に便利な機器ですから、結構早い時期に置き換わってゆくんじゃないでしょうか。少なくとも宮田塾は全国でも一番手に採用していくことになると思います(笑)。

教える側からしても電子化された教材が発売されていないのでは?とお思いかもしれません。ふふふ。実は昨年から紙の書籍を着々と電子化しているのです。裁断機で本を裁ち落とし、スキャナに通せば(専用のスキャナがあります)、簡単に電子書籍のできあがり。個人的な本と塾教材の一部にしか着手していませんが、すでに本棚二架分は電子化して、現物は廃棄済です。当塾は、他所より一歩と言わず五歩ぐらい先んじようという作戦ですので(笑)。

電子データですと検索も簡単ですから、「○○中学入試の平成14年国語の大問2の小問1」なんてデータも瞬間的に取り出せるというわけです。

長くなってきたのでここらで止めておきますが、塾で教える側からすると、他にも利点はいろいろと考えられますよね。

●理科や社会に関する動画を生徒に即座に見せられる
こんな感じ(YouTubeと理科映像)ですね。

●辞書で瞬間的に調べ物が出来る
→Mac上で莫大な数の辞書を利用していますが、それを移すだけ。

●入試関連データ・面談関連データを即座に取り出せる
→だいたいのデータは頭に入っていますが、いつでも正確なデータを元にした面談が可能になります。

Starting at $499 ということですので、コストパフォーマンスも非常に高いと思います。日本での発売が待ち遠しいところです。