時には仙人のように

常ならば我黄金週間は抃舞し欣欣然と逆旅にあらむも、
世、疾疫の渦中にあれば、愁然頭を俛れ細務に就くのみ。

ちょっと明治文語文風に書いてみました。

ふだんだったらGWは大喜びして旅行に出かけたりするんだけど、世の中が新型コロナウイルスで大変なことになってるし、しょんぼりと家で雑務や仕事をこなしてます。しょぼ〜ん。ということです、はい。塾なので、たまにはちょっと格好つけとかないと(笑)。


さて、この1ヶ月間。本当に気を抜く暇がなかったというか、私達も緊張を強いられた1ヶ月でした。生徒さんや保護者様方も同様だったのではないでしょうか。

私達は普段通りのほほんとやっているように見えるかもしれませんが、それは締まりのない地顔のせいであって、それなりの煩悶はあるわけです。継続的に指導を続ける責務、感染症を拡大してはならないという責務。両者の狭間で呻吟しているというと少し大げさすぎるかもしれませんが。それに並行してオンライン授業の準備・実施もありましたしね。

塾を運営している中で私達がコロナウイルスに感染する事もありえますが、それは正直あまり気にしていません。いずれ罹る可能性の高いウイルスですし、もうその腹は括っています。

ただ、当方が塾生さんに感染させることがあっては絶対ならないと考えておりまして、いつもとは少し違うレベルで、私も副代表もできる限りのセルフ・コントロールをしています。

具体的には、電車やタクシーにはもう3ヶ月以上乗っていませんし、繁華街や人混みにも全く出かけていません。そもそもあまり電車に乗る必要のない生活スタイルですし、繁華街に出かけるのも好みではないだけですけれど。

外食禁止、好きだったカフェでの読書や仕事も厳禁、プールやジムも休会し、バイクにも乗らず……。ちょっと仙人ライクな暮らしです(笑)。でも、今の時期、お子さんを預かる以上、できる限りの節制をしないと責任を果たしたことにならないのではということで、副代表と励ましあっております。私達以上に世の学生達は不安な日々を送っているはずですしね。


それにしても、えらい研究者が特効薬やワクチンを作ってくれないでしょうかね。「コロナオール」とか「コロスグバイバイ」とか(ちょっと小林製薬風)。

「お母ちゃん、なんかぼく、せきが出るねん。コロナになったみたいやねん。」

「そんなしょーもない病気『コロナオール』飲んで寝たらすぐ治るわ。今日ははよ寝て明日は学校行くんやで。」

「は〜い」

みたいな。

それはもう少し先になるとして、今のところはとりあえず、ネコちゃんにコロナをけっ飛ばしておいてもらいましょうか。