昨日、中学入試の直前対策授業をすべて終えました。この時期、年末年始休暇以外は、朝から夜まで授業漬けという日々を送ることになるんですが、ようやくそれも終了です。その代わりに、今週末からは体験授業の日々が始まります。お待ちくださっていた方々とお会いするのが楽しみな日々でもあります。
この時期の楽しみは、他にもあります。それは生徒さんや保護者様から合格の連絡をいただくこと。
実は、中学受験の前受け校合格の通知は、既にいくつかお伺いしています。現時点では、愛光中学、北嶺中学、函館ラサール中学。この余勢を駆って、本命校の合格を勝ち取っていただければと思います。
あと、昨年末の話になりますが、以前当塾に通っていた生徒さんからも嬉しい合格のご報告をいただいています。
京大法科大学院(ロースクール)に合格され進学されるんですが、その他にも阪大法科大学院、神大法科大学院、同志社大法科大学院と全勝だったとの由。もとから真面目な性質の生徒さんでしたが、この合格結果を見るに、大学でも本当に真剣に勉学に取り組んでこられたんだなと感じます。尊いことです。
当塾のことを忘れずに律義に報告してくれるその気持ちも嬉しいんですが、それのみならず、大学法学部での勉強に、当塾での勉強が非常に役立ったと言ってくれるのも塾冥利に尽きます。
私も法学部出身ですので、法学の勉強がどのようなものかは分かっているつもり。基本書と呼ばれる法律書を読み込んだり、判例集に取り組んだり、条文を素読したり、というのが基本的な内容です。もちろん、講義で教授の話を聞くのも大切ではあるんですが、やはり自分の力で「文章」を読み込み解釈する、というのが基本。
基本書は難解な文章で書かれていることも多いですし(正直悪文じゃないのかと思われるものもある)、ダイジェスト版ではない本格的な判例集に当たれば、大変な量の文章を読みこなさねばなりません(法学部出身の方ならご存知じゃないでしょうか?最高裁の判決をまとめた分厚い書、いわゆる民集・刑集)。
彼曰く、浪人時代の当塾での経験が、上記のような学部での法律学習に役立ち、勉強が少しも苦にならなかったとの事。お世辞もあるとは思うんですけれども(笑)、その思いやりも含めて、大変ありがたいお言葉だと思いました。
間違いなく立派な法律家になられて、社会にその力を還元されていくことと思います。
他の塾生さんも立派になられていて、そんなお話を伺うと、当塾ような塾でも、超・超・微かではあっても、まがりなりにも、世の中の役に立てているのかも、という思いを持ちます。本当にありがたい話です。
今年の受験生も、体調に気をつけて頑張ってくださいね。合格されることを心よりお祈り申し上げております。