遅刻君

今日はちょっとオッサンぽい説教です。

過日、とある繁華街で信号待ちしていると、携帯越しに上司と話すビジネスマンが隣にやってきました。年の頃30代後半、私と同世代でしょうか。

聞き耳を立てずとも、大きな声で話しているので、話の内容が手に取るように分かります。曰く、

「部長、すみません。あいつには私も困ってるんですよ~。遅刻が全然なおらないんで、両親に何度も連絡してるんですけどね。週に4回は遅刻するんです!」

遅刻→ご両親への連絡、ということで一瞬、「同業者が生徒について話している?」と思ったんですが…。

「この間も、あいつ、取引先との約束にずいぶん遅れたくせに、連絡の一本も入れなかったんで、取引先がもうカンカンだったんですよ~。私の方から、取引先には精一杯謝罪しておきましたけど、あれでは任せられませんよ~。」

うわっ、社会人なんだ!

「書類も間違いばかりで、手直しにものすごく時間がかかっておりまして、私としても頭の痛いところなんです、部長!」

思わず笑ってしまったんですが、電話をしている彼や上司にとっては、笑い事でも何でもないですよね。クビにすればよさそうなものですが、労働法による規制もありますしね。(会社内の力学・コネといった大人の事情もあるのかも。)

この遅刻君、学生時代はしっかりしていたけれど、社会人になって急にだらしなくなった、とは思えないですよね。やはり、小中学生時代からだらしなく、それを矯正されることなく今までやってきてしまった、と見るのが普通でしょう。

脅すわけではありませんが、大人になってそういう性質が矯正されるとは思えないので、幼い間になんとかしておかないと、と思う次第です。

電話を終えた彼、とても疲れた様子でした…。