前回の続きです。
さる日曜日、インテックス大阪で開催されていた「大阪モーターサイクルショー」に出かけてきました。
今回のモーターサイクルショーは、私と義弟と息子の3人で出陣。義弟もバイク好きで(私と同じく大型二輪免許所持者)、会えばいつもバイク談義に花を咲かせているんですが、今日は息子も同伴です。息子はなぜか自動車マニアに育ってしまったんですが、パパと叔父さんが行くなら連れて行って欲しいとのことで今年も参加。実は昨年(2012年度)も3人で大阪モーターサイクルショーに出かけています。
ここからは写真でご紹介してみましょう。私も息子も写真技術が未熟ですので、お見苦しい点もあるかとは思いますがご容赦を。ちなみに、モーターショーに付きものの綺麗な女性の写真はありません(バイク以上に人だかりが出来ていて、サインをねだられているコンパニオンさんがいてちょっとビックリしました)。
入口そばにあるため最初に入ったハーレー・ダビッドソンのブース。個人的にはアメリカン・スタイルのバイクには興味がないので、ほぼ素通り。ただ、自社製品のプレゼンがとても上手いメーカーだと思います。物語性を感じさせるマーケティングとでも言いますか。
ホンダのブース。カブというバイクはご存知の方も多いと思いますが(新聞配達員・そば屋さんが乗っているバイクを思い出して下さい)、これはそのバリエーションでハンターカブと呼ばれる車輌です。小学2年生の息子でも乗れそうな手軽さ。ちょっとオフロード車的な感じの味付けです。
ホンダのGROM。小型(原付二種)なので、これも手軽な感じです。結構人だかりが出来ていました。
カワサキのブースは、新製品のZ250とZ800に力を入れていました。いわゆるストリート・ファイター系のバイクですが、私も息子も興味があったのでまたがって写真をパチリ。Z250は、思っていたよりもちょっと質感が低いような気が(息子も同意見)。走らせればまた印象も変わるかもしれませんが。私が今大学生だったら、Ninja250を選ぶかな。
ZX-6R。こういう戦闘的なバイクも良いんですよね。小学低学年の男子なんかにも受けそうなスタイルの(笑)、いわゆるスーパースポーツと呼ばれる類のバイクです。個人的には、スーパースポーツに乗るならミドルクラスが面白そうだと思っています。
ここからは欧州車。ウラル社のサイドカーです。出展しているとは知りませんでした。私も初めてサイドカーにまたがってみたんですが、興味がムラムラと湧いてきました。ドイツ車とはまた違う意味で造りが凄くがっしりしてます。いかにもロシア。どこからどう見てもロシア(笑)。ブースにはロシアの方がいて、その内お一人は日本語が達者な方だったため、色々お話を伺えました(息子との写真も撮って下さいました)。「これってどんなエンジンですか?」と尋ねると「750ccの水平対向エンジンです」との由。家に帰ってから調べると、このロシア製エンジン、戦前にBMWの水平対向エンジンをコピーしたのを始まりとして現在に至っているようです。独ソ不可侵条約も関係があるそうな。
明治生まれの私の祖父は、幅広く商売を手がけていたこともあり、まだ誰も乗っていない時期から、サイドカーを乗り回しては遊んでいたんですが(道楽者ですね)、祖母からは「船(側車のことです)はガタガタしてえらい乗りにくいんよ、車の方がずっとええよ」と聞かされておりました。
ただ、祖父から受け継いだ血が騒ぐのか、機会があれば、是非一度試乗してみたいなと。欲しくなったらどうしましょう。ちょっと目立ちすぎな気が(笑)。
イタリアのDainese(ダイネーゼ)社。契約ライダー、天才ヴァレンティーノ・ロッシは今年からヤマハに復帰しますが、早速そのテスト走行の写真を使ったディスプレイがなされていました。ブーツの話を店員さんに聞きました。
イタリアの宝石と呼ばれるMVAgusta(MVアグスタ)のF3。これとBrutaleにまたがってみたかったんですが、無情にも「Don’t touch」とのこと。ウルトラマンカラーはあまり好みではありませんが、それを除けば、是非乗ってみたい・所有してみたい車輌です。多分、乗りこなせないと思いますが(笑)。
ちなみに、Brutale800の話も聞けました。国内発売時期は多分2013年内とのこと。「随分先になりますね」と言うと、「とりあえず今Brutale675をご購入頂いて、Brutale800が発売されたらお乗り換えになればいかがでしょうか」と半ば冗談、半ば本気で言われました。1台150万円程度するはずなんですけど……(笑)。
BMWのブース。ご存じない方も多いんですが、BMW社は車よりバイクの方が歴史の長いメーカーです(今年で90周年)。いわば、バイクが兄貴分、自動車が弟分ということになります。私にとっては、最高のバイクを作るメーカーの一つ。
新型のF800GSに息子と乗ってパチリ。これなら二人乗りで遠乗りしても疲れなさそうですね。もう一台は今年発売のF800GT。息子はこれがお目当てで、何枚も写真を撮らされました。新開発のボクサーエンジンも見ようと思っていたのに忘れてしまった……。
イタリアのDucati(ドゥカティ)社。イタリアを代表するメーカーです。展示されていたPanigale1199(パニガーレ1199)にまたがってみましたが、言葉を失うぐらいにいい感じ。何と言うんでしょう、スッとコクピットに収まる感じ。Lツインエンジンの鼓動を頭の中で合わせて考えてみると、もう胸がキュンと来ます(笑)。日本仕様のマフラーだけは残念なフォルムですが、それを差し引いてもやっぱり素晴らしい。またがる人皆が、「宝くじが当たりますように」と願わずにはおれないバイクです。最上級仕様で300万円也。横には商談を待ち構える係員の姿が見えますね(笑)。
Hypermotardは、前の世代よりかなり良くなっているように思います。Ducatiのバイクの中では今一番乗ってみたい車輌です。前の世代のHypermotardには乗ってみたことがありますが、軽快・爽快すぎて、乗っている間ずっと笑いが止まりませんでした(傍から見たらキモイ人)。飛ばさないようにするにはかなりの自制心が必要なので、ある意味大人向きなバイクだと思います。ABSが付き、燃料タンク容量も増えているので、ツーリングにも使えるバイクになりました。
義弟や息子と、あれこれバイク談義に花を咲かせながら帰途に。とても充実した一日でした。いや〜、バイクって本当にいいですね(某映画評論家風)。
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大阪モーターサイクルショー(2013年) #1:国語塾・宮田塾のブログ