先日、大阪府に関しては新型コロナウイルス緊急事態宣言も解除され、少し気分的に楽になりました。大阪人、よく頑張りましたよね。個人的には行政の手柄というよりも、医療関係の方々を含めた大阪市民・大阪府民のお手柄だと思っています。我が町ながら、ちょっと見直しました。
といっても、世界的に見れば感染症に関する客観的状況に大きな変わりがあるわけでなく、今までと同じように自制しながら過ごしたいと思います。まだ緊急事態宣言の解除されていない関東地方や北海道も早く落ち着いてほしいところですね。
さて、久々に、本当に久々にローリング・ストーンズの新曲が発表されました。前の新曲発表っていつだったかなと調べると2012年なのでした。ちょっと新曲に魅力が乏しくなってきたかなと感じていた時(多分長年のファン程そう思っていたんじゃないでしょうか)に発表された “Doom & Gloom” は、私からすると久々の佳曲に思えました。実際、家や車の中でよく聴いていて、当時小学2年生ぐらいだった息子も「カマランタ!」と歌っていた覚えが。 “come out to top” の部分ね(笑)。
The Rolling Stones — Doom And Gloom (Lyric Video)
安定のストーンズ節。このPVのアートワークを見て「ベガーズ・バンケット」を思いだした人とは、話が合いそうですね。
あれからもう8年。もうそんなに過ぎたんですね。小さかった息子はずいぶん成長し、とうの昔に私の背丈を超えました。最近は見上げながら話しているという。中身はまだまだ子供なんですけどね(笑)。
さて、ローリング・ストーンズの新曲の話でした。
The Rolling Stones – Living In A Ghost Town
長年のファンである私は、もちろん発表当日に見ているわけですが(見ないはずがない)、まさに新型コロナウイルスによる都市のロックダウンを歌うタイムリーな曲です。この時節に合わせて作ったのではなく、随分前に出来ていた曲らしいんですが、時代と曲とのシンクロ具合がいかにもストーンズ。
楽曲的に思いだすのは “Miss You” ですね。1978年発表のこの曲は、ディスコ・ムーブメントへのストーンズ流の返答。
The Rolling Stones – Miss You – OFFICIAL PROMO
今回の “Living In A Ghost Town” はもう少しブルースよりかな。2016年発表のブルース・カバー・アルバム “Blue & Lonesome” の気持ちをミックもキースも引きずっているのかもしれません。
で、PVを見ていると、大阪の町が映し出されます。ごくごく自然に見慣れた町が映し出されるので、ふ〜んと流しそうになりましたが、ちょっと考えてみると、かなり驚きの出来事です。ウチの近所がストーンズのPVに出てくるなんて。通天閣・新世界は(あまり出かける場所ではないけれど)当塾からそれほど遠くはないところなのです。
まじまじとモニタを眺めていると、なんと四天王寺の境内も出てくるじゃないですか!四天王寺は、当塾と同じ大阪市天王寺区に所在。というか、この寺院の名称から区名が決まっているわけですが、そんなお寺がストーンズのPVに出てくるなんて、何か不思議な気分です。
PV最後の方には大阪城もお目見え。大阪城があるのは大阪市中央区ですが、天王寺区最北部に位置する当塾から大阪城公園までは、歩いて10分程度の距離。
どうせなら、ついでに当塾も出して欲しかったよね、もう長年のファンだし(笑)。
で、少し驚いたこと。このビデオのエンディング部分では、各地で撮影したと思しきカメラマンが列挙されます。
Many thanks to the photographers around the world who helped collaborate on this project
との表記の下部に、各地名とカメラマン名が紹介されるんですが、今見ると、
Osaka: Samantha Milligan とされています。
これ、発表当日(2020.04.23)には間違いなく、 “Kyoto: Samantha Milligan” とあったはずなんですよね。いつの間にか “Osaka” に変わっている!
これ、コメントで伝えた方がいいかな〜と思っていたんですが、誰か気付いた方が伝えてくれたんでしょうね。ちゃんと修正に応じるストーンズ側のスタッフも良心的です。
ミック・ジャガーもキース・リチャーズも御年76歳。彼らはロック・スターであるだけでなく、世界の老人のロール・モデルでもあります。この世界的コロナ禍の中、ご自愛頂きますよう心よりお願いして擱筆。