寝転がっていると、見知らぬ子犬が私の胸の上に乗っかってきます。私をベッドのようにしてリラックス。湿った鼻先でクンクンと私の喉元を押してくる。
「こそばゆいから、やめてくれへん?」
白い子犬は全く無視して、私の喉元にじゃれついてきます。カワイイやつなんですが、鼻息がこそばゆくてたまらない。
「もう!やめてくれよ〜!」
しまいにペロペロと喉元をなめ出す子犬。
「や、やめれ〜!こそばすぎるねん!ほんまにやめれ〜!キャハハハハ!」
「キャハハハハ!」という自分の笑い声で目が覚めました。なんだ、夢か……。
何か楽しい夢を見て、自分の笑い声で目を覚ますことが時々あるんですよね。特に昼寝をしている時。ふと横を見ると、「またか」という顔の妻と息子。
「今日は何がおかしかったん?」
「いや、すんごくカワイイ子犬が俺の上に乗っかってたんだけどね。子犬が来てたよね?」
わが家に犬はいないんですが、夢というにはあまりにもリアルな感覚が残っていたんですよね。湿った鼻先の感触とか、息遣いとか、子犬独特の暖かさとか、毛触りとか。
「来てない来てない(笑)。」
あきれられながらも、まだ夢だと信じられない。妻に聞いてみます。
「いや、来てたと思うねんけど……。ひょっとして俺の上に乗っかったりしてた?」
「乗ってない乗ってない!」
「んじゃ、俺の喉元を舐めたりしてた?」
「してないわ!(怒)」
んじゃ何だったんでしょう?昔飼っていた犬の霊?いや、全然違う犬種だったんですよね。夢に出てきたのは、こんな感じの犬だったんですけどね(著作権フリーの写真から探してきました)。
調べてみると、白い子犬の夢は吉夢らしいんですが、なにか知らない犬の霊にとりつかれたのかも。こんな可愛い子犬なら全然ウェルカムなんですけどね。また出てきて欲しいな……。
ただ単に犬の愛に飢えているだけという気もしますが(笑)。