看板を下ろす塾

そろそろ手が空く時期と思いきや、あっという間に春休み期間に突入。結局、何やかやと忙しくしております。怒濤のごとき来週一週間を乗り切れば、あとは何とかなりそうな。合格者にいただいたメッセージを記事にした後、ウェブサイトの手入れもしないと。紙媒体の資料作成はそれからにしよう……って、我ながら悠長な話でございます。

通常、他塾さんは12月から1月頃に広告(チラシ)を出されると思うんですが、今年の当塾は全然間に合わず(苦笑)。ただ、近頃、体験授業においでになる方は、ご紹介を受けてくださった方がとても多く、あまりチラシは関係なさそうなムード。それに甘えて、かような仕儀となりにけり。

個人的な意見ですが、本来「広告を出さない」「看板を出さない」というのが理想のビジネスだと思うんですよね。広告も看板も出していないのに、評判を聞きつけた人だけで門前市をなす状態。広告を出すと、あまりに人が増えすぎて捌ききれないので、広告活動はしない。たまたま見かける人が増えても困るので、看板も下ろしてしまう。完全に紹介制で「知る人のみぞ知る」という塾。前を通る人は、そこに塾があることすら知らない……。

まるで秘密結社なんですが(笑)、ある意味、理想的なスタイルだと思います。広告費用も不要なら、わけの分からぬノイズに悩まされる必要もない訳ですからね。実際に、とある専門的な職業(塾ではありません)をなさっている方で、上記のようなスタイルを採っていらっしゃる方の話を聞いたことがあります。スゴイ。

当塾の場合、まだまだ広告や看板でアピールしないとなりませんが、いつかは「一見さんお断りどすえ〜」と、格式の高い祇園のお茶屋さんのような塾になれるでしょうか?

いや、でもやっぱり、そうなったらそうなったで(なりませんが)、色々な方が門を叩いて下さる今のようなスタイルの方が性に合うことに気付くのかも。ま、バタバタ忙しくしている日々が生む妄想でございます。


で、思い出すのはこの曲。ボビー・ブランドの歌唱力で当塾の宣伝をしてもらえたら……なんて思うんですが、昨年お亡くなりになったので、叶わぬ夢となりました(夢見すぎ)。

Bobby Blue Bland – Members Only