子供と暮らす

いきなり私事で申し訳ないんですが、幼稚園を卒園したわが息子、この4月から小学生となります。この間生まれたばかりだと思っていたら、いつの間にか小学生。ちょっとビックリです。

生前の父が私に冗談ぽく、「お前に子供ができると思うだけで笑ってしまう」と言っておりましたが、私も全く同感(笑)。そんな私が、小学生の父親……。自分でも笑ってしまうんですよね。小学生の子供がいるなんて、なかなか信じられない(信じろ)。

お陰様で、わが息子、大きな病気を患うこともなく、幼稚園に楽しく通わせてもらいました。思うところあって、幼稚園には2年間お世話になったんですが、とても居心地の良い幼稚園で、息子も私たち両親も本当にいい選択をしたと思っています。お世話になった方々、まことにありがとうございました(って、ブログを読んでおられないと思いますが)。

毎朝、息子を幼稚園に送り届けるのが私の役割だったんですが、2年間にわたるその役目も終了。朝の縛りがなくなった分、優雅な朝になったんですが、一抹の寂しさも感じます。


今年の初頭の話。家族で食事に出かけたんですが、時間つぶしに息子が母親のiPhoneでピコピコと遊んでおりました。何を思ったか、メールの出し方を教えろと私にせがむので、簡単にレクチャー。ちなみに、我が家のメンバーは携帯電話メールを使わないので、こういう時ぐらいしか使い道がありません。

「ここが出したい人の名前を入れるところ。ここに題名を入れる。ここにメールの中身ね。で、入れ終わったら、このボタンで送信。ビューンって音がしたらメールが飛んでいったということ。わかった?」

私に似て電脳好きな息子、早速、何やら楽しげにピコピコと入力しています。ほどなくして、私のiPhoneにメールが着信。

「○○○です いつも○○幼稚園にパパおくってくれてありがとうございます」

おいおい、なんでいきなり敬語やねん!と思わずツッコミ(笑)。しかし、息子の照れ笑いを見ていると、子供なりの感謝の念が伝わってきます。いつの間にかこんな気持ちを表せるようになったんだ……。普段は何も言わないくせに。

モニタを眺めているとなんだか文字がにじんできます。子供と暮らし、こういう出来事に出会えるのは、本当に幸せなことだと感じます。