9月の声が聞こえてくると、新型iPhoneの噂が最高潮に達します。やれ、新製品にはこんな機能が付くとか、こんなカラーが用意されるとか、電池の持ちが長くなるとか。例年この時期、アップル社が新iPhoneを発表・発売するんですよね。
以前はネットで逐一噂をチェックして楽しんでいたんですが、もう最近はどうでもいいかなという気がしています。どうせ、新製品を買わないはずがないので(笑)。
iPhoneって、今年で10年目になるらしいんですが、私の場合、日本で初めて発売されたiPhone3Gを皮切りに、ほぼ全機購入・乗り換えしてきました(どの年だったか、あまりに忙しく乗り換えの機会を失って2年使ったことが一回だけありましたが)。
もう30年近くアップル社の製品を使い続けているので、MacやMacBookと親和性の高いiPhone以外を使うというのは、全く選択肢にないんですよね。Androidのマシンもサブで持っていたりしますが、気がつくと3ヶ月ぐらい使っていなかったりします。スイッチを入れても無反応。ありゃ、充電が切れてる。
iPhoneって「電話機」というより「小型コンピュータ」ですよね。個人的にはiPhoneで電話をする機会はほとんどないんですが(家族の者が私を捕まえるためだけに使われています)、コンピュータとしては死ぬほど利用しています。
仕事に関して言えば、生徒さんから送られてきたPDF答案に目を通し、読んでおきたい書籍を細切れ時間で読んだり、ネットで調べたいことをサッと調べたり。そもそもこのブログやウェブサイトもiPhoneなしには運営が難しいですし、50冊以上はぶち込んである辞書類も使わない日はありません(多くはMac時代からの資産ですが)。
話を元に戻しましょう。上記のような仕事上の理由に加えて、音楽を聴きまくって、スケジュールを管理して、出先で写真を撮って、などと私的な理由まで列挙してゆくと、もう最新のiPhoneを利用しない理由がないんですよね。ことコンピュータに関しては、「最新機種=最高機種」ですから。
なんだか贅沢なことをしているなとお思いかもしれません。確かに最新機種はなかなか高価ですよね。10万円の大台を超えているわけですから。でも、個人的にはとても安価に利用できるマシンだと思っています。からくりは次の通り。
最新機種から最新機種に乗り換える場合、前の機種は1世代前のマシン。わずか1年前に発売されたばかりの、まだまだ高性能なマシンです。市場価値も高い。ぐずぐずせず即座に手放すと、かなりの金額で売却できます。
今利用している「iPhone 7 Plus」は、確か10万円前後したかと思うんですが、その前に使っていた「iPhone 6s Plus」は7万円程度で売却できました。差額で言えば3万円程度で入手しているわけです。
言い換えれば、最新機種を1年間30000円でレンタルしているようなものです。これを月当たりにならせば、30000÷12=2500円。これを高いと思うか安いと思うかは人次第ですが、上記のように、コンピュータとして死ぬほど利用している私からすると、もういくらお礼を言っても言い足りないぐらい安価に思えます。
こうした最新機種乗り換え方法、あまりコツらしいコツもありませんが、強いて言うと下記のようなところでしょうか。
- 通信会社は大手キャリアを選ばない。意味不明な縛りの多い不利な契約をしていると売却機会を失う。自分でMVNO(格安SIM)を契約しておけば、SIMカードの入れ換えだけで新機種に乗り換え完了。
- 大きな傷を付けたり液晶画面を割ったりしない。大人として普通に使っていれば大丈夫だと思いますけれど。
- できるだけ早く売却する。先端的な電子機器は生ものと同じ。もったいないから2年使おう3年使おうとすると、逆に損をしてしまう。
そんなわけで、私のiPhoneはいつも最新型。ピカーン☆
さて、2017年9月発表の最新機種は「iPhone 8」という名称になりそうなんですが、アップル社はどんなコピーをぶつけてくるんでしょうか。全くあてになりませんが、故スティーブ・ジョブズになった気持ちで、ちょっと予想。
iPhone8 “The 8th Wonder” なんてどうでしょうか。8代目のマシンにして、世界の七不思議 (Seven Wonders of the World) に並ぶ、驚異のマシン。世界に再び革命を!
ジョブズだったら、これぐらいの大風呂敷を広げてくれると思うんですけどね。まあ、年に1回のお祭りですし。発表があるとされる2017.09.12が楽しみです。
そうそう、いい加減な話を書いた後、気になって “the 8th wonder” で検索をかけてみました。シュガーヒル・ギャングがこんな歌を歌っているんですね。知らんかった。
The Sugarhill Gang – 8th Wonder (Official Video HQ)
発表は1982年。ヒップホップやラップといった文化の黎明期にあたる頃ですね。今聴いてみると、すごく牧歌的(笑)。でもそれがいい。
ちょっとマニアックな話になりますが、何となく安いムードのファンクに、のほほんとしたラップが乗っかるというこのチューン、こういうスタイルの発展形態としてGOGOファンクがあったんだろうなと感じました。シュガーヒル・ギャングはニュージャージー、GOGOファンク一派はワシントン出身で、地理的にも近いですしね。ビデオの方はP-Funk色丸出し。
ということで、今回のアップル社新製品発表会、BGMは、The Sugarhill Gang “8th Wonder” で決まり。クックCEOが “Hey Ho!”なんて言いながら新製品を掲げる絵まで浮かんできます(本気にしないように)。