日本一の国語塾を目指す

以前から何度か書いておりますが、当国語塾、冗談抜きに「日本一の国語塾」を目指しております。もちろん、生徒数や売り上げの話ではありません(それは勝負にならないと思います……)。あくまで「指導の質」の話です。

指導対象が小学生であれ、中学生であれ、高校生であれ、はたまた大学生・社会人であれ、「国語指導であれば、やっぱり宮田国語塾だろう」と言われるぐらいになりたいと考えている訳です。

といっても、別にライバル視している講師や塾が存在するわけではありません。あくまでも自分の中での挑戦であります。そういう意味で、これで「日本一」になったというゴールはありません。この仕事に携わっている限り、どこまでも・何時までも突き詰めていくべき目標だと考えています。

ここ数年で、国語関連の資格を三つ取得したんですが(日本語検定1級漢字検定1級日本語教育能力検定試験)、これもその挑戦の一環です。半ば趣味というところもありますが(笑)、いずれも授業の質を高めることこそあれ、低めることはないはず。入試問題の研究ももちろん必要ですが、それは受験指導者として最低限のレベル。そこに終始するようなレベルでは駄目だと思っています。

ちなみに、国語関連検定についてはトリロジー(三部作)として完結したと考えており、次はさらに塾としての力を高めるべく、別の目標を据えております。目標の中身は形になるまでヒミツ。


ここからはちょっと自慢話です。

当宮田国語塾、上記のような趣旨をご理解いただける生徒さんや保護者様にお集まりいただいて、本当に感謝の言葉も無いほど有り難く存じております。

加えて、生徒さんや卒塾生が優秀な成績を収められているのを聞くと、本当に塾冥利に尽きると感じます。以下は、塾の広告によくあるような嘘八百ではなく、正真正銘の実話です。(ブログ全体的にそうなんですが、ウソは書かないようにしています。塾の信用に関わりますから。)

「国語の成績があまり芳しくないということで入ってきた生徒さんが、全国模試で一位になったという成績表を持ってきてくれた。」

「算数は得意だが、国語がどうも苦手で偏差値が上がらないということで入塾してきた生徒さんから、某有名受験塾の模試で国語が全国一位になったという報告を受けた。」

灘中に進学した卒塾生が学年でベストスリーに入る成績をキープしている。」

東大寺学園中学に進学した卒塾生が学年一位をキープしている。」

こういうご報告を受けると、本当に有り難いなとしみじみ感じます。こうした優秀な成績は、偏に生徒さん達の努力の賜物だと思うんですが、(わずかながらでも)その一助になれたということがとても嬉しいんですよね。


当宮田国語塾は、「受験国語塾」を標榜しているんですが、これには少々ワケがあります。

本来、根本的な国語力は、幼稚園児や小学低学年のころから、家庭・学校をはじめとする社会的な環境のなかで、ことばを大切にして楽しむことから身に付くものではないか。または、楽しい本との幸せな出会いから、自然に身に付く力ではないか。そして、そうして鍛えられた国語力は、小手先のドリルワークで付けた「国語力」よりも、はるかに強靱な力となるのではないか。

そんな思いから、宮田国語塾では、指導対象を「受験生」、つまり、根本的な国語に関する感性を一定程度身に付けてきた小学生以上に絞っています(具体的には小学生4~5年生から大学受験生ぐらいまでを想定しています)。そして、そうした子達の国語力をよりシャープに受験向きに鍛えるといった趣旨を、「受験国語塾」という言葉に込めているわけです。

<参考記事>
国語塾と幼稚園児・低学年小学生:国語塾・宮田塾のブログ

ただ、その一方で、受験や入試突破という目標は当然のこととして、その先まで見すえた国語力を身に付けてもらえればどんなにいいだろうか、という思いもあります。入学した中学や高校でも国語が得点源になる、大学入試でも国語が得点源となる、社会人になってからもコミュニケーションの一手段として高い国語力を活用できる、余暇には教養の薫り高い文学作品や古典作品を味わい知的な生活を送れるような国語力……。

まぁ、それは贅沢すぎる話かもしれませんが、指導者としてはどうしても欲深になってしまいます。

そういう指導を目指すと言っても、そこには秘策などありません。文章を正面から読解し、テーマを摘出し、文章の構造を示し、要約し、出題された問題に生徒と真剣に取り組む。奇をてらった指導ではなく、オーソドックスな指導を行い、その質・レベルを高め深めてゆくしかありません。

当塾もまだまだ発展途上、さらに努力したいと思います。