台風一家の変頭痛

台風一過。特に大きな問題も起こらず、一安心です。

「台風一過」を「台風一家」と思っている人が結構いるという話を、最近ネット上のニュースで読みました。確かに台風って連続して来ることが多いですから、「お父さん台風が過ぎ去ったと思ったら、次はお母さん台風かよ〜」なんて思ってしまうこともあるのかも。

ちょっと笑ってしまいますが、日本語は異常なほど同音異義語の多い言語。誰でもそうした類の勘違いを経験したことがあるんじゃないかと思います。

幼い頃、「へんずつう」という言葉の意味を知らず、親に聞いたことがあるんですが、その際、親は「頭の変なところが痛くなること」だと(きわめて適当に)教えてくれました。幼かりし私は「はは〜ん、なるほど、『変頭痛』ということだな」と理解。

数年後、読書をしていて、「偏頭痛」という語を発見しました。「あれ、漢字が間違ってるぞ、いや……よく考えたら『へんずつう』って、偏った頭痛のことじゃないのか!」ということで、辞書を調べてみるとビンゴ。誤った理解が解けました。読書をしていなければ、未だに「変頭痛」だと思い続けていたかもしれません(笑)。読書は身を助く。