お正月休みも終了、再び繁忙期に突入です。嗚呼。
今年のお正月は、のんびり過ごすより精力的に遊び回るという方針で、家族とあちこちに出かけておりました。
休み最後の日である日曜日に出かけたのは、有馬温泉。個人的には結構馴染みの深い温泉地です。当塾から往復100km程度の近場、下道で行ってもそんなに時間がかからない、温泉地独特の風情がある、気が向けば温泉に入ることも可能、間に峠道を挟んで行けばとても楽しいルートになる、そんな理由から、ふらっとバイクで出かけることが多い場所です。
食事して宿泊して、となると、有馬はなかなか「お高い」場所なんですが、日帰り入浴オンリーですと、大阪市内の大規模銭湯の料金とさほど変わりません。温泉マニアではないんですが、気がつくと、入浴だけできる施設はほぼ全部制覇してしまっております。
今回は家族と車で出かけたので、街の散策と日帰り入浴が中心。我が家は自動車を持っていないのでレンタカーを利用してなんですが、このシステム、我が家の生活スタイルにめちゃくちゃ適合的です。ずいぶん昔、車を所有していたことがあるんですが、すごく苦痛だったんですよね。乗りたくもないのに、維持のためだけに乗るのが……。レンタカーの話はまた別記事にしたいと思います。
さて、今回の記事の主眼は「大阪市から有馬温泉へのアクセス」。
まず、電車だとものすごい時間がかかります。いくつかの順路があるでしょうが、私が利用したことがあるのは、JR or 阪神 or 阪急で三ノ宮駅、地下鉄で新神戸駅、また地下鉄を乗り継いで谷上駅、神戸電鉄に乗り換えて有馬口駅、再び乗り換えて有馬温泉駅、というルート。片道で2時間弱、料金1500円程度でしたでしょうか。書くだけで疲れてきます。
で、自動車。今までだと、大阪市内→阪神高速or新御堂筋→中国池田IC→中国自動車道→西宮北IC→有馬温泉 というルートをたどる人が多かったんじゃないかと思います。
子供が生まれる前、バスに揺られて上記ルートをたどったことがあるんですが、うまくゆけば、乗換がない分、電車よりは楽です。しかし、このルート、観光シーズンだと、温泉付近で猛烈な渋滞に巻き込まれることがあります。実際、梅田から2.5時間かかっても到着しなかったことがあるぐらいです。その日は途中で下ろしてもらって歩いたんですが、バスより先に到着したという(笑)。
芦有ドライブウェイという峠道を利用するという手もあるんですが、そこに至る下道を通る時間が長くなると、所要時間はやっぱり長くなります。そもそも、我が家の場合、峠道は乗り物に弱い妻が強い難色を示すんですよね。妻の意向を無視しては恐ろしいことになりかねない(笑)。もちろん、東六甲から裏六甲なんて山道ルートは問題外です。
そんなわけで、大阪市から西宮に出て、そこから西宮北有料道路を経由、有馬街道で温泉地に向かうというのが、我が家の従来のパターン。ただ、これも有馬街道がウネウネした道なので、妻には不評なのでした。
しかし、しかし、有馬温泉好きな大阪市民にも福音が!
それは昨年(2013年)9月に開通した「有馬山口線バイパス」です。現時点(2014.01.07)では、まだGoogleマップやYahoo!マップに掲載されていないので、ブログで紹介しようと思い立った次第。
以前から道路工事をしていたのは知っていましたが、昨年9月末、有馬温泉近辺をバイクで走っていると、見知らぬ美しい道が目の前に開けています!私がそんな道を見て走らぬはずもなく(笑)、真っさらな道をたどってゆくと、阪神高速「西宮山口南インターチェンジ」に到着しました。うむむ、これはとても便利な道です。
これは、有馬温泉でもっとも混雑する太閤橋近辺、ならびにその影響で混雑する片側一車線の道を全部パスして、阪神高速出口から直接かつスムーズに有馬温泉にアクセスできることを意味します。
自動車で来るときにでもこのルートを利用しようと考えつつ、その日は下道で帰りましたが、今回ようやくその機会に恵まれたという次第。
結果から言いますと、このルートを利用すると、大阪市内(天王寺区)の自宅から有馬温泉中心地まで、45分程度で移動することができました。日曜日で阪神高速が混雑していないという好条件でしたが、これは今までで最速。しかも利用代金は阪神高速の料金900円のみ。コーナーの多い峠道を含まないので、自動車に弱い人にはとても便利なルートだと思います。
では、大阪市内から有馬温泉までの道順をおさらい。
<大阪市内から有馬温泉までのオススメ道順>
阪神高速にアクセス。環状線などから、3号神戸線へ。西へ進む。
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生田川出口で阪神高速を一旦降りる。高速道路なのに出口が右側なので注意して下さいね。早めに右側車線に寄っておきましょう。
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一般道を通って新神戸トンネルへ。ちょっと道が複雑なので、前もってストリートビューなどで見ておかれることをお薦めします。
※ ちなみに、新神戸トンネルは阪神高速の一部(32号線)になりましたので、ETCを利用する限り、別料金はかかりません。あとで乗り換える阪神高速7号北神戸線も含めて1回の通行料金(普通車900円)のみが課金されます。
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新神戸トンネルを終点まで進む。箕谷ジャンクションで阪神高速7号北神戸線に乗り換え。三田・宝塚方面へ進みます。逆方向へ行ってしまわないように注意。
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阪神高速「からと」出口を越えると、「有馬口」という出口が見えてきますが、ここで降りてはいけません。自ら渋滞に突っ込むことになってしまいます。じっと我慢して、次の「西宮山口南」出口で阪神高速を降りましょう。
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出てすぐの交差点を右折。ここからが「有馬山口線バイパス」です。道なりに2kmほど進んでゆけば、有馬温泉に到着!(この間まで「交差点を左折」と記してしまっていたんですが、「交差点を右折」が正解です。お詫びして訂正いたします)
※ 阪神高速が混雑している時は、3号神戸線を5号湾岸線に変えるとか、新神戸トンネルを31号神戸山手線に変えるとか、ご自分でアレンジしてたもれ。
<参考記事>
有馬温泉からのお知らせ | 有馬温泉観光協会公式サイト
何だか最近、阪神高速の話ばかりですみません。関係者の方は、宣伝協力費として私のETC料金を割り引いておいてくれると、とても嬉しいです(笑)。
この日は泉源地を廻って散歩してみましたが、おだやかな天気ということもあり、とても楽しめました。