私、人の勉強を見るのが仕事なんですが、紺屋の白袴、なかなか息子の勉強を見てやる暇がありません。私が授業などで忙しくなり始める時刻に、息子が小学校から帰宅するので、なかなか一緒にいる時間がないわけです。
原則として、副代表(妻)が息子の勉強を見てくれているものの、やっぱり私も少しは関与してやりたいなと。
先日、息子が早めに帰宅した日があったんですが、その日は私もたまたま遅めの時間からの授業でしたので、これはチャンスとばかりに、宿題を横でチェック。
妻だとリラックスして勉強しているようなんですが、私が横に座ると、息子はちょっと緊張する様子。私は生徒であれ、息子であれ、問題ができなかったことで声を荒らげることは決してありませんので(そんなことをすれば萎縮して余計にできなくなる)、特に緊張する必要はないはずなんですが……。
妻曰く、私には良いところを見て欲しいようで、間違うところを見られるのを極端に嫌がっているとのこと。先日は「こんな簡単なのを間違ったのを見たら、パパきっと悲しむよ。」という言葉に軽く涙ぐんでいたとの由。おいおい、そんなことぐらいで悲しまねーよ(笑)。
息子には(そして生徒にも)、「間違うのは全然恥ずかしいことではない、間違ったときに賢くなるんだから、むしろ間違った方がいいぐらいだ」というメッセージを常々伝えているんですが……。格好付けなんでしょうか、わが息子。
さて、宿題は小3算数、時間の計算です。
横で見ていると、時間の計算で詰まっている様子はないので、よしよしと思いながら見ていると、こんな感じの問題がありました。
次の中にふさわしい単位を入れましょう。
水の中にもぐっていられる時間 15( )
学校まで歩く時間 7( )
学校にいる時間 6( )
正解を書き込んだ後、息子が聞いてきます。
息子「ねーねー、パパって15分潜水できる?」
私「出来るはずないやろ!(笑) それ、ギネスブック並みやで!」
息子「学校まで歩いて7年かかったらどうなる?」
私「それ、一回学校に行って帰ってきたらもう成人してるぞ!」
息子「あと、学校が6秒で終わったらすごく面白いね。」
私「ほんまやな、こんな感じちゃう?
あ・い・う・え・お、国語終わり!
2+2=4、算数終わり!
ヒマワリ・アブラナ・ホウセンカ、理科終わり!
地図記号シャシャシャッ、社会終わり!
回れ右!前へならえ!、体育終わり!
先生さようなら皆さんさようなら、ホームルーム終わり!
キ〜ンコ〜ンカ〜ンコ〜ン、で6秒。
一日の内、23時間45分間ぐらいが自由時間やなぁ。」
二人「きゃははははは!」
妻「いらん話せずに早く宿題しろ!あと、邪魔せんといて!」
怒られちゃった……(笑)。
ま、今のところは、あまり威圧感のないように勉強を手伝ってやれればと思っています。もう少し内容が難しくなってくれば、出番も増えるでしょうか。