中学入試国語 敬語の問題 #1

敬語は日本語文法の中でも、かなり難しい部類に入る分野でしょう。ちょっとした日常会話をこなすだけなら、大きな問題はないと思いますが、いざ正確・厳密に教えようとすると、かなり難しい。

平安時代文法における敬語法を完全に押さえてからでないと、現代における敬語法は絶対に正確に理解できない、というのが私の持論です。

思うに、古文で学ぶ敬語法の方が、骨組みがしっかりしておりシンプル。現在の敬語法は、それをもとにかなりデフォルメ・細分化されてきた(悪く言えば崩れてきた)ものですから、いきなり現代語の敬語法を学ぼうとしても、かなり無理があるように思います。

そういう意味で、中学受験生に敬語の問題は指導しにくいところがあるんですが、まさか古典文法にまで遡って勉強させるわけにもゆきません(中学受験の勉強として無意味すぎる)。古典文法における敬語法は、高校生にも難しいと思われているところですしね。

日本語検定などでも、敬語法は必ず出題されるジャンルですが、このジャンルで満点をとりたければ、平安時代の文法と現代の文法を対比させながらの勉強が、大きな力になると思います。って、そんなマニアックなことを考えているのは私だけでしょうけど(笑)。

さて、パート2以降で、実際の中学入試国語における敬語問題を取り上げてみましょう。