来年度開校する四天王寺学園小学校の案内が、昨日(2008.06.07)、新聞折込に入っていました。
いわゆる有名中学・高校の関連小学校(附属小学校と称してよいのか分からないのでこういう表現にしておきます)なので、折込なんかしなくても大人気なのでは…と思うんですが、藤井寺という、大阪市からやや離れた所在を気にしておられるんでしょうか。
当塾は小学校受験を扱っているわけではないんですが、いずれ四天王寺中学の入学定員や倍率・偏差値などに影響が及んでくるかもしれません。そういう意味ではやや関係があるとも言えます。
それはさておき、最も気になったのは折込広告コピーのフォント(書体)です。(興味はそこかよ!というツッコミは甘受しましょう。)
手書きのような暖かみがありながら、キッチリした感じもある書体…これって「セプテンバー」じゃないですか!
一時、日本語フォントに凝ったことがあるので、私のMacには色々な日本語フォントが収められています。しかし、どれか一つを選べと言われれば「セプテンバー」を選ぶでしょう。最高に素晴らしいフォントです。
見本や詳しい解説はこちらを見ていただきましょう。
http://www.type-labo.jp/Hanpusept.html
フォントデザイナーの佐藤豊さんがこのフォントを作成しておられる最中に(フォントを作成するには莫大な時間と労力がかかるそうです)、応援してくれていた友人が亡くなった。亡くなったのが9月だったので、追悼の意を込めて「セプテンバー」と命名なさった…。
そんなエピソードも思い起こすと、さらに味わい深くなるフォントです。
四天王寺学園小学校の折込はプロが作成しているんでしょうが、この学校が(おそらく)持とうとしている、暖かみや真面目な感じ・知的なムードを表現しようとしたんでしょうね。狙いは成功しているように思います。