私、大学入試の際、社会2科目が課されておりまして、日本史と地理を選択しました。社会は暗記量の多い科目ですが、結構楽しく勉強していた覚えがあります。
で、日本史。明治~大正~昭和戦前期の流れを押さえるためにも、歴代の内閣総理大臣の名前・順序や業績を覚えておくことは必須です。今調べてみると、日本国憲法施行までに45代の内閣総理大臣がいます。
顔写真を見ると、どれもそれなりに味のある男達ですよね。
一方、近時の内閣総理大臣は、「日本史」の勉強という観点からすると、どうでもよい知識だと思います。もちろん、「公民」「現代社会」「政治経済」という観点からはちょっと知っておいて欲しい知識ですが。
先程、あるメールマガジンを読んでいて気づいたんですが、21世紀に入ってからの内閣総理大臣は恐ろしいほど短命です。
以下、メールマガジン「知泉-豆-(No.930)」より引用。
・2000年04月05日~2001年04月26日(387日)森喜朗
・2001年04月26日~2006年09月26日(1980日)小泉純一郎
・2006年09月26日~2007年09月26日(366日)安倍晋三
・2007年09月26日~2008年09月24日(365日)福田康夫
・2008年09月24日~2009年09月16日(358日)麻生太郎
・2009年09月16日~2010年06月08日(266日)鳩山由紀夫
・2010年06月08日~0000年00月00日(367日以上)菅直人
菅直人政権は、現時点でも、21世紀で3位の「長期政権」。6月一杯続けば、21世紀で2位の「長期政権」になるらしい。
ほとんど笑い話だと思えるんですが、笑っていてよいのやら……。
100年後、日本史を勉強している高校生に同情してしまいます。
受験生A「21世紀初頭の内閣総理大臣って覚えてる?」
受験生B「えーっと、鳩山太郎、福田晋三、あとスガとか言う人もいたよな……。」
受験生C「おいおい、名前が違うぞ。えーっと何だっけ……。」
受験生D「大体、この100年で150人も首相がいるなんてひどすぎる!100年前の受験生が羨ましいよな!」
頑張れ、未来の受験生(笑)。