高い山はすそ野が広い

当塾、本日(2024.02.06)から新年度授業を開始致します。新しい生徒さんも継続されている生徒さんも意欲一杯の新年度。私たちも気力十分で、今年も生徒さんたちの学力を伸ばしてゆこうと意気込んでおります。

とはいうものの、この時期はまだ各クラスとも人数的に余裕をもって運営できるので、少し気楽なところもあります。入試までの時間的余裕もずいぶんありますしね。

本記事は、そういう時期に私どもがどういう事を考えているかについて。

これはどんなジャンルにおいても言えることなんじゃないかと思いますが、目先の利益だけにとらわれると、長期的に見てあまり良い結果に繋がらないことが多いですよね。とりわけ学問・勉強についてはそれが顕著です。

受験生や保護者様の立場からすれば、目先の模試の得点や偏差値が気になるのもよく分かります。分かるんですが、そこをじっと耐えて根本的な力の養成・トレーニングに力を注げるか。それが最終的に大きな差を生んでいるように思います。

よく聞く言葉ですが、「山のすそ野が狭いと高い山にはなれない、高い山になるには広大なすそ野が必要である」という表現は、なかなかうまい比喩です。ひたすら高さを追求すると高い山にはなれず、すそ野を広げていった山は結果として高い山になる。地学的には(多分)不正確な表現でしょうが、文学的には納得感がありますよね。

当塾では、後々「高い山」になってもらうべく、「すそ野」できるだけを広げてもらおうと考えております。中学入試の勉強自体も「すそ野」を広げる契機になれば良いなと思っており、できるだけそのような指導を心がけておりますが、とりわけ受験まで時間的余裕のある小学低学年の生徒さん達には、「すそ野」を広げてもらう努力を重ねております。

今年から開講した宮田国語塾小学4年生講座もその一環。文章を読み解いたり自分の理解を文章にしたりするトレーニングから「国語力・読解力のすそ野」「あらゆる勉強のすそ野」ひいては「学問のすそ野」を広げていただければという思いです。

完全少人数制宮田塾の方でも小学4年生をお預かりしておりますが、教材・指導スタイルこそ違えど、「国語力・読解力のすそ野」「勉強のすそ野」を広げてもらおうという趣旨は同じです。

2024年度はシステム改革の途上なので、ちょっと両者の差異が分かりにくくなってしまっているんですが、ご要望やご希望の日時をお伝え下されば、詳細をご説明差し上げたうえで、体験授業をご用意させていただきます。

私どもの理想は、「目先の点も上がって入試も上手くいったけれど、大学入試の頃になって本当に良さが分かったよ」とか、「教わったことが大人になってから役立ってるな、あの塾けっこう凄かったのかも」といった風に思っていただくことですね。まあ、本当に学力を向上させてくれたなら、忘れてもらっても一向に構わないんですけれど(笑)。

今年も代表・副代表ともに頑張ってまいります。