「女好き」の気持ちが少し分かる

しかし月日が経つのは早いですね。ついこの間新年を迎えたと思ったらもう2月。月日が経つのを早く感じるのは「老化」の一つだという説もあるので、ちょっと嫌な気もするんですが……(笑)。

この時期は降雪や路面の凍結なんかもあるので、ちょっとした移動を除けば、好きなバイクに乗ることもなかなか叶いません。今月に入って、久々に午前中が空いたある日、少しバイクに乗ってきたんですが、こんなにバイクに乗る事って楽しかったのかと、もう身体がプルプル震えるぐらい感動したんですよね。ちょっと大げさかもしれませんが。

小排気量も良し、大排気量も良し。オンロードも楽し、オフロードも楽し。ダルなバイクも良し、シャープなバイクも良し。この歳になってみると、ほとんどのバイクを愛せるようになってきたように思います。

ところで、世の中にはいわゆる「女好き」という人がいますよね。月曜日は○○ちゃんと食事、火曜日には××ちゃんと映画、土曜日には△△ちゃんと旅行、みたいな人です。そういう人に限って、暇を見つけては新しい女性にモーションをかけていたりします。女性と遊ぶことや新しい女性との出会いに余念がない。

私も別にきれいな女性が嫌いというわけではありません。でも、上記のような生活はあまりに大変なのではないか。女性も傷つけるわけだし何を考えているんだろう、よくやるよ、なんて思っていました。

しかし、よく考えてみると、「女性」を「バイク」に置き換えれば十分に理解可能なんですよね。

月曜日は○○に乗る、火曜日には××に乗ってショートツーリング、土曜日には△△に乗って一泊ツーリング。新車の発売情報をネットや雑誌で見て心ときめかせたり、新しい車輌の試乗会に出かけたり。バイクに乗ることや新しいバイクとの出会いに余念がない。

ああ、なるほど、女好きな人はこんな感じだったんだ!全然大変じゃないどころか、楽しくてしようがないよね(笑)。

そう考えると、伊勢物語に出てくる恋多き男、在原業平の本心も理解できるような気がします。今バッシングの渦中にあるゲスの極み君も、多分そんな感じだったんじゃないだろうか。

自分の場合、興味対象が女性ではなく、機械でよかったとつくづく思う次第。