近頃、女性の方が積極的だとか「肉食系」だとか言われることが多いですよね。暗に、最近の男性は頼りない、情けないというメッセージも含まれているような気がしなくもありません。個人的には、女性の方が積極的・肉食的であるというのは今に始まったことでないと思うんですけどね。
小学高学年の生徒達の話を聞いていると、「1組の○○君は、△△さんから告られた(告白された)」「2組の○○君は、△△さんに誕生日プレゼントを渡された」などなど、どの話も女子が男子にアプローチしている話ばかり(笑)。
根掘り葉掘り聞いているわけではないんですが、どうもアプローチを受けた側の男子は、ドギマギ、オドオドしている様子。一方、アプローチした女子の方は堂々としている様子がうかがえます。
ずいぶん前の話。小学3年生の授業が終わり、塾の戸を開けると、見知らぬ女の子が塾の前にいます。誰かを待っている様子。
「誰か友達を待ってるの?」と聞くと、「○○君を待っています」と物怖じせずハキハキ答えます。と、そこに当の○○君が出てくる。
「これ、バレンタインチョコレート!今日のために作ったよ!あげる!」
大人である私や副代表、同じ世代の生徒達が何人かいる中で、堂々たるものです。片や、もらった方の○○君は、モジモジデレデレ、真っ赤になっているだけです。あぁ、男ってダメだな……。何か、こっちまで恥ずかしくなってくる(笑)。
よく考えてみると、このチョコレート女子、好きな男子が通う塾の場所はもちろん、その授業の曜日や時間までリサーチしているわけですから、おそるべき行動力です。ちょっと尊敬してしまうほど。
少し話はズレますが、生物としてみたとき、女性の方が男性よりはるかに強いというのは、定説なのではないかと思います。どんな時代・どんな国のデータを見ても、女性の平均年齢>男性の平均年齢であることは揺るぎませんし、病気のかかりにくさも、女性の方が上であるような気がします。そりゃ、身体の大きさや最大筋力で比べれば男性優位でしょうが、現代社会ではそんなことはほとんど無意味です。原始人じゃないんですから。
私ぐらいの年齢になりますと、女性の方が男性よりもはるかに強いことをよく知っていますので、女性には逆らわないようになるものですが(笑)、小学生男子もこうしたことを繰り返して、一つ一つ世の中を知ってゆくのだと思います。