夏休みの宿題

今日から夏休み。塾にとってはあれこれと忙しい時期です。

夏休みといえば、学校から一定量の「宿題」が出されますが、塾としては出来るだけ早めに終わらせることを生徒に勧めています。

学校の先生によっては、毎日コツコツするよう指導される方もいらっしゃるようなんですが、あまりこだわる必要はないと思います。

失礼ながら、学校から出題される夏休みの宿題の量なんて、たかが知れています。こんな少量を毎日コツコツする分量に分ければ、一日分は雀の涙になってしまいます。勉強の効率という面からしても、一気呵成にやりあげたいところです。特に中学を受験する小学高学年の場合は、そうすることが必須です。

思い出話になりますが、私が小学生だった頃は、終業式の日に「夏休みの友」なる小冊子が渡されるというスタイルでした。加えて日記やら自由研究も出ていたように記憶しています。

私、宿題を背負って遊ぶのがどうも楽しくないタイプだったので、終業式の日は下校するや否や全速力で「夏休みの友」を仕上げていました。1~2時間で1冊終了させたあとは、日記に取りかかります。子供の頃から文章を書くのが苦手ではなかったこともあり、7月20日の時点で8月31日まで書き上げます。思いっきり創作日記です(笑)。さすがに自由研究までは手が回らないので、翌日に何か早く終われそうなテーマで着手、夕方には完了といった具合です。まぁ、担任先生の出題意図(=毎日コツコツ努力する)とは明らかに違う方法だったでしょうが、創作力やマネージメント能力が育成されるという面はあったかと思います(と言い訳しておきましょう)。

終業式の翌日に感じる「あとは夏休みを満喫するだけ」という気持ちの素晴らしいこと!今思い出しても甘美な気持ちになる程です。(というか、今だからこそ余計に有り難みが分かります。)

今は私立中学を受験する小学生が多いので、こんな開放感は昔の牧歌的な感情なのかもしれませんが…。

いずれにせよ、夏休みの宿題は早いうちに片付けておきましょう。

<追記>
塾などにお通いの場合は、そちらが夏休みの間、コツコツと継続的に勉強する場になります。しかし、お通いでない場合は、問題集をさせるなど何らかの手を打たれた方がよいかもしれません。学校の宿題だけでアップアップという場合は別ですが、標準的な学力の小学生で考えた場合、学校の宿題は上記記事の通り、少なすぎますから。