国語辞典学習法 / 小学生の国語辞典

教育関連の流行って、意外に馬鹿らしいものが多いんですが、立場上、採用するか否かは別として、どのようなものかチェックはしています。

最近のブームは、小学生低学年向きの「国語辞典をひく学習法」ではないでしょうか。

小学生向けの辞書が急伸 火付け役は「学習法」」(asahi.com)から学習法を少し具体的に引用します。

「(1)ことばに関する興味が最初のピークを迎えている小学1年生から辞書を引かせる(2)調べた言葉に付箋(ふせん)をつけさせて、付箋紙が500枚、1000枚を超えた子にはミニ賞状を出してほめて競争心を刺激する」

この学習法に関しては、私も賛同します。自分自身が辞書マニアで、小さい頃から辞書好きだったということもありますが…。

ちょっと考えてみるだけでも、メリットは色々見つかります。

●語彙や言葉に対する興味が養われる
●小学1年生に辞書を持たせて誇らしい気持ちにさせることができる
●教わるだけではなく、自分で調べ考えることが大切だということを教えられる
●分からないことはすぐに調べて解決しようという姿勢を養う
●情報検索能力が高まる

残念ながら、塾の授業で国語辞典をひいてもらう時間は取れないので、自宅での学習にご利用いただくということになりますが、かなりオススメです。(もちろん、塾生でない方にもオススメです。)

では、どの辞書を選択すればよいのか。

正直に言って、店頭で子供本人にとって使いやすいものを選ばせればよいと思います。大人の辞典のように、細かい語釈・語源などを気にする必要はありませんし、何より子供自身が楽しんで使えることが重要ですから。

ちなみに、塾で利用している小学生用国語辞典は、ベネッセの「チャレンジ小学国語辞典」です。同音異義語の使い分けやコラムが充実していて、良い辞書だと思います。

※関連記事として「小学生の国語指導と国語辞典」も書いてみました。