Part1の続きです。
中学入試国語の問題集の出来映えには、問題があることが多い、という話でした。
その理由はどこにあるんでしょうね?
1.そもそも国語に詳しい解説は不要だと思われている
2.中学入試レベルの書籍には、それほどマンパワーを割けないため、良質な解説を作成できない。
といったところなんでしょうか。いずれにせよ、受験生(特に国語を苦手とする受験生)には、好ましくない状況です。
もちろん、こうした問題集も、授業で使用する分には全く問題はありません。解説や解答は講師がしっかり考えて導き出すべき部分であり、書籍にある解説や解答はあくまでも叩き台としての利用にとどまりますから。(おそらく他塾でもそうしているのではないでしょうか?)
しかし、ご家庭だけで国語の入試問題集を利用する場合は、十分に気をつけてもらいたいと思います。一生懸命勉強しているのに、ミスリードされてしまうなんて馬鹿らしいですから。
とりあえずの基準を言うと、保護者の目から見て、納得できない解説はやっぱり駄目です。大人がなるほどと納得できないのに、子供が納得できるはずもありません。国語の場合、大人の常識に照らし合わせて問題を考えてみることは、決して間違いではありません。
したがって、勉強する(させる)際も、解説に盲従する必要はありません。納得の出来る解説でなければ、すっ飛ばすぐらいの気持ちでよいと思います。できれば、解答も疑り深くチェック。
小学生である受験生本人がここまで判断することは難しいので、このあたりは保護者の方でしっかりカバーしてあげて欲しいところです。