2025年10月は第19回ショパン国際ピアノコンクールが行われています。あまり説明はいらないかもしれませんが、数あるピアノコンクールの最高峰ですね。5年に一度の開催とあって、個人的にはオリンピックよりもはるかに重要度の高いイベントです。
最近はYouTubeを通じリアルタイムでコンテスタントの演奏を観ることができます。ワルシャワで今まさに行われている演奏が、Macのモニタで簡単に見られるんですよね。しかも無料!とてもいい時代になったなと思います。
YouTube Chopin Institute
https://www.youtube.com/@chopininstitute
いつかはワルシャワの地で実際にこのコンクールを聴いてみたいと思うんですが、ポーランドは遠いですからね……。いつかはショパンの生誕地と心臓が眠る教会を訪れるのが夢でございます。今回もGoogle マップのストリートビューで、演奏会場の周りをぐるぐる「歩き回り」、それから配信を観たりしております。うん、ここはワルシャワだぞ、ワルシャワだぞっと。
今もファイナル・ラウンドの演奏を聴きながら(Zitong Wangの演奏)、この記事を書いているんですが、本当に良い時代になりました(しつこい)。
以前はファイナルって、ピアノ協奏曲のみの演奏だったと思うんですが、今年からはピアノ協奏曲の前に幻想ポロネーズ(Polonaise-Fantaisie Op.61)を演奏しています。もちろん独奏曲です。
調べてみると、若いコンテスタントだと、オーケストラとの共演経験がなかったり乏しかったりで、その緊張ゆえに自身の演奏ができない人が多いらしいんですね。コンクール主催側がその点を問題視して、協奏曲の前に独奏曲を置くようにしたとの由。
レベルは全然違うものの、入試なんかも似たようなところがあります。普通に受ければいいんですが、会場のムードに飲まれて異常に緊張してしまったり、周囲がみんな自分より賢く見えたりするんでしょうか。メンタル面は人それぞれですので何とも言いにくいですが、「努力は裏切らない・勉強は裏切らない」と固く信じ込んで厚かましくなってもらうしかないですね。
書いているうちに演奏は William Yang に。幻想ポロネーズ、ちょっと堅いかな?まあ、私は素人なのであくまでもムードですが。さて、今年の優勝者は誰でしょうか。日本時間でいえば火曜日には決まるはず。
お昼はMotoGPのオーストラリア・ラウンド決勝戦を観て、ラウル・フェルナンデス初優勝の快走に感動し、深夜はショパン・コンクール。なんか世界最高峰に慣れすぎてしまいそうですよね。それ以外の時間は仕事と勉強ばかりの日曜日でしたが、なんとなく嬉しい一日でした。明日もがんばろう、世界最高峰を目指して(笑)。