『正反対な君と僕』を推す

忙しすぎて忘れていたんですが、今週(2026.01.11)から『正反対な君と僕』のアニメが始まっていました。うおおおお。って、何のことか分かりませんね。

阿賀沢紅茶『正反対な君と僕』という、私も副代表も連載開始当初から愛読しまくっているコミックがあります。確か最初は短編読み切りで発表された作品だったように思うんですが、その作品があんまり秀逸で私の心の琴線に触れまくったため、妻に勧めまくったのが発端。もちろん、妻も良い作品だよねと同意してくれました。なんというか、私の「乙女心」にグイグイ来る作品だったんですよね。

そのうち本連載が「ジャンププラス」(電子版のコミック誌ジャンプ)で開始され、私は隔週月曜日の掲載を心から楽しみにしていました。他にもあれこれと連載中の漫画を色々なアプリで読んでいますが、このコミックはちょっと別格。掲載されるや否や速攻で読む。『ラーメン赤猫』と併せて速攻で読む。それが日曜深夜のルーチンなのでした。

もちろん書籍版のコミックも全巻購入。いわゆる「推し」まくりのコミックですから、買わないという選択肢はありません。どの巻も発売日前にアマゾンで予約購入、発売当日には必ず入手して読んでおりまして、副代表に笑われる始末。どんだけファンなん!まあ、そう言いながら副代表もその日のうちに読むんですけれど(笑)。

私がコミック雑誌ジャンプに抱いてきたのは、「根性・勇気・勝利・友情」みたいな暑苦しいイメージなんですが(それが苦手で少年時代はジャンプをほとんど読まなかった)、もうそういう時代じゃないんでしょうね。この『正反対な君と僕』は、思春期の女子・男子の心の機微を中心に描くという意味で、ほぼ完全に少女漫画的な作品だと言えると思います。

私が心惹かれるのは、やっぱりそうした繊細な心情描写でして、このコミックはその部分が本当に秀逸なんです。一部を除き(山田……)、鈴木さん、谷君、西さん、アズ、平君、みんな自己洞察がすごく深いんですよね。

その自己洞察は心中モノローグという形式で示されることが多いんですが、小説・ライトノベルであればややくどく感じられるかもしれない表現が、温かい絵柄で中和されてスルリと読者の心に入ってきます。

私たちがいつも感心していたのは、心情を極めて精緻に描写する表現力もさることながら、高校生世代のリアルな心情やディテールを大人がここまで瑞々しく新鮮に描けるということでした。

(語弊があるかもしれませんが、ある程度以上の学力レベルの)共学の公立高校高校に通った経験のある方ならば、このコミックの描く空気感には、共感やノスタルジーを覚えるのではないかと思います。男女を問わず、友人やクラスメイトの距離感に節度があって、なんかいいんですよね。

そうそう、なんてことのない日の放課後に安いお菓子を持ち寄って男子女子みなでパーティ(というほどではないけれど)をやるなんて描写がありましたが、もう本当に「それなofそれな」なのでございます(笑)。私と副代表(というか妻)は共学公立高校の同級生なんですが、高校時代のことを思い出すことしきり。あ、男子高・女子高出身の方、すみません。共学公立校のムードを知ることのできる作品だとお考え頂ければ。

アニメの放映、深夜枠の放映かと思っていたら、何と日曜日夕方に全国ネットで放映とのこと。すごい人気だったんですね。これを機にもっと読者が増えればいいなと思います。

現時点では、アニメの方はまだ予告編しか見ていないんですが、アマゾンプライムで見られるようなので、休みの日に副代表と見る予定です。抜け駆けをしないよう協定を締結済み(笑)。

コミックのアニメ化って、「声」に違和感を覚えることが多いんですが、予告編を見る限り、全く違和感がないのに驚きました。本当にイメージ通り。アニメには疎いんですが、声優さんってやっぱりすごいですね。

TVアニメ「正反対な君と僕」PV第2弾

TVアニメ「正反対な君と僕」PV第3弾

この国語塾ブログ、結構長い間運営してきているんですが、少女漫画&読解力の話を何度か記事にしておりまして、結構な数の方々が当該記事を読んでくださっている模様。この『正反対な君と僕』は、正にその趣旨に沿う作品で、小説の読解力養成に役立つと思います(と一応国語塾ブログに繋げる)。

小説の読解力を高めたいなら「少女漫画」を

「少女漫画」で読解力を高めて医学部へ行くという話

まあ、あんまり肩肘張らずに楽しんで欲しいところですが、気になった方はぜひ試し読みを。超オススメです!

[第1話・第2話]正反対な君と僕 – 阿賀沢紅茶 | 少年ジャンプ+

そうそう、スーパー玉出らしき店が出てきたり、初デートがなんばパークスらしき場所だったりするんですが、ひょっとして阿賀沢紅茶先生って、大阪の方なんでしょうか。ちょっと親近感。