個別指導制の採用
多人数クラスで国語力は伸びません!
国語という教科は、幅広い能力の総合的育成を目的とする教科です。入試国語問題に絞ってみても、出題文章の読解・出題意図の把握・答案表現というように、多面的な能力が必要とされます。そして、そのいずれもが、個々人の成育環境や個性に強く影響される能力です。その結果、国語の指導者は、他教科の指導者に比べ、一人一人の個性・実力・学力状況に応じた指導を行うことが強く求められます。
学校や大手進学塾では、多人数のクラス編成を行わざるを得ないため、指導者は心ならずも通りいっぺんの指導を行うにとどまり、読解力・記述力を中心とした真の国語力を育成する域にまではなかなか到達できないことが多いのではないでしょうか。
私の経験上、受験国語に関する効果的な指導を同時に行える人数は、指導者一人あたり最大限3名程度です。もちろん、学年や学力レベルがばらばらの3名ではありません。学年・学力レベルを統一するという前提のもとでの3名です。
言い換えれば、指導者一人が同時に4名以上の生徒を対象にしたり、学年や学力レベルを軽視したクラス編成を行ったりすると、どうしても指導に無理が生じ、結果、生徒の学力向上が果たされないということになってしまいます。
双方向的な授業展開
即座に答案修正・疑問解消!
宮田国語塾では、同じ学力レベルの生徒最大限3名でクラスを編成することにより、指導者・生徒間の双方向的な授業を実現しています。
生徒側に生じた疑問点をその場で即座に解決できること、指導者側から伝えるべき内容をピンポイントで伝えられることがその大きなメリットです。
指導の一例を挙げてみましょう。
記述式問題
生徒の作成した答案を講評した上で、改善すべき部分を即座に指摘し、その場で新たな答案に書き換えてみることを求めます。後で書いてみる、といった悠長な姿勢ではなく、今すぐその場で書き直してみることが大切。指導者の目の前で書くという緊張感と、正しい方向に導かれているという安心感を持つことで、答案記述力が伸びてゆきます。
選択式問題
正答の選択肢を導きだす根拠だけではなく、誤答の選択肢が「なぜ」「どういう点で」正しくないのかを問う指導を行います。指導者が常に「根拠」を求めてくるわけですから、生徒側としては気を抜いて文章に接したり、漫然と問題を解いたりすることが許されません。一方、指導者側からは、生徒の読解や論理的思考が誤った方向に進んでいないかを常にチェックしています。
合格に必要不可欠な選択式問題の徹底指導
記述問題対策だけでは受かりません!
難関校合格を目指す場合、記述問題対策の重要性は言をまちませんが、選択式問題対策も勝るとも劣らぬほどの重要性を有します。
大学入試を例にあげれば、大学入学共通テストも(今後新たに記述式問題が入る可能性があるとはいえ)記号選択問題が中心となります。医学部などの難関理系学部では、二次試験で国語が課されない場合も多く、実際上「選択問題対策」が合否の鍵を握っています。
中学入試についても、記号選択問題が全問題中に占める割合は高く、選択問題を苦手としたままでは難関校合格は望めません。
確かに、記述式問題も記号選択問題も、出題文の読解という点においては共通性がありますが、記号選択問題については「誤った選択肢を見抜いて消去するメソッド」が決定的に重要になります。
この誤った選択肢を見抜くメソッドを、記述式問題のトレーニングのみで鍛えることは不可能です。
教材は実際の入試問題中心
入試問題こそが最高の教材です!
各学校の入試問題は、国語科の先生方が長期にわたる合議によって問題を練り、学校の誇りをかけて作成していらっしゃる問題です。「こういう問題の解ける生徒に入学してもらいたい」「こうした問題意識を持つ生徒と共に学校を築いてゆきたい」そんな学校からのメッセージが読み取れる、第一級の資料だと言えるでしょう。
そうした意味で、入試問題は、講師一人が短期間で作成することが多い模試問題・オリジナル問題とはレベルが異なり、学力を向上させるのに非常に有益な問題群だと言えます。言い換えれば、志望校やそれに準ずる学校の入試問題こそが、合格を目指す受験生にとって最高の教材です。
