あっという間に6月も半ば。もう一年も半分近く過ぎているなんて。誰か嘘だといって欲しい(笑)。
どうでもいい話なんですが、私にも色々憧れがあります。ただ、人生は有限ですから、「いつかはきっと」なんて考えつつも、結局は実現し損ねてしまう事も多いんじゃないかと少し焦りを感じるこの頃。
先日、息子と歩いていると、オープンカーの助手席に大型犬(多分ゴールデンリトリーバー)を乗せて走っている人がいました。ドライバーはもちろん、犬の方も風を浴びて楽しそう。おとなしく風景を楽しんでいる感じです。格好いいなあ、賢いなあ。
私「うわ〜いいな〜!犬と二人(?)で一緒にオープンドライブってすごく楽しそうじゃない?一回やってみたいんだけどな〜。あれ、なんて車なん?」
息子(自動車マニアです)「メルセデスAMG-GTコンバーチブルっていう車やで。高級車やのに、犬を乗せたら汚れるんとちゃう?感心しないな〜。」
私「そりゃシートぐらい敷いてるんちゃう?それに賢い犬やったら汚したりせーへんやろ。なんか楽しそうやんか。」
実は、オープンカー自体は(レンタルで)息子との旅に何度も利用していまして、それ自体はもう慣れ親しんだ存在なんですが、「賢い犬を隣に乗せる」ということが、オープンドライブをさらに楽しくさせてくれそうな気がしてなりません。
個人的には2座のオープンカーしか認めていないので(この話は長くなるので詳細省略)、犬が乗る→息子が乗れなくなる→認められない、ということのようで。いや、想像の話に不機嫌になられても(笑)。
学習塾という稼業の都合上、今は犬と暮らすことができないんですが、いつか賢い犬と暮らしたいなという気持ちがあります。犬の遺伝子には「人間大好き!飼い主様大好き!大好き!大好き!あ〜ん大好き!ワワワン!」というような情報が書き込まれていると思うんですが、人間にも同じような情報が書き込まれているような気がしてなりません。何か「種」同士で相思相愛関係というか。
さっき見かけた動画があまりに羨ましくて記事を書きだしたんですが、この動画、二重の意味で羨ましいんですよね。
「ギターを見事に弾きこなせる腕があること」と「自分の演奏をのんびりと自然体で聴いてくれる犬がいること」。これ、最高じゃないですか?私にはそのどちらもが無いので、見ていてウットリします。
最後の犬のアクションもホント可愛いんですよ。「良かったよ」って。
Johnny Cash – Hurt Cover (NIN) Fingerstyle w/ Guitar Tabs
なあなあ、この曲知ってる?”Hurt” っていう曲なんだけど、もとはナイン・インチ・ネイルズの曲なんだよ。その時はなんとも思わない曲だったけど、後にジョニー・キャッシュがカバーするんだ。晩年のジョニーの歌唱は胸に切々と迫るものがあって、僕はこの曲を聴く度に、老境を迎えた人間の切なさ、いや、もっと言えば人間が本来的に孤独な存在であるということの意義を考えてしまうんだよ。こんな歌詞なんだけどね……。
I hurt myself today
To see if I still feel
I focus on the pain
The only thing that’s realWhat have I become
My sweetest friend
Everyone I know
Goes away in the end
老いさらばえた身体と精神の感じられるものは「痛み」だけ。親しき者は皆去ってゆく。こんな話を聞いてくれるのはお前だけだよ。いつまでも一緒にいような……。ってな感じでしょうか。
いや、さすがに今はそんな孤独な境涯ではないんですが、そうなってしまった時も、犬がいれば心穏やかに過ごせそうな気がします。
曲本体もご紹介しておきましょう。ジョニー・キャッシュの遺作となった映像です。1.5億回近く再生されているのも納得できる素晴らしい作品。私も今まで何度見たか分かりません。
Johnny Cash – Hurt (Official Music Video)