晴耕雨読・晴走雨読

夏本番。忙しい日々を送っております。

夏期の繁忙期に突入する前に、家族で少しドライブに出かけました。ちなみに我が家に自家用車はありませんので、自動車が必要なときは、専らカーシェアリングやレンタカーを利用しています。これ、私のポリシー。

で、田舎の方を走っていて最近よく思うこと。都市部に暮らすということに何の意味があるんだろうか?都会を離れれば、素晴らしい景観、のんびりしたムード、きれいな空気や水、瑞々しい田んぼ、小鳥の鳴き声、そんなものがいくらでもあります。日本はまだまだ美しい国ですよね。そして私にとっては何より、バイクで走りやすい山道、峠道、海沿いの道。都市部に住んでいると、そういった道にアクセスするのに小1時間掛かってしまいます。時間が勿体ない。

もちろん、仕事の面では、都市部に居住することが大きな意味を持つことは否めません。また、子どもの教育という観点でも、都市部の方が幾分有利でしょう。

しかし、子どもが独立し、自らも仕事をリタイアまたはセミリタイアした場合、田舎に住まう方が遥かに利益が大きい気がしてなりません。特に、ネット環境が充実し、Amazonのような万能宅配店舗が出現した現在、都市部は昔より魅力を失いつつあるのではないか。年老いて医療機関に頼り切りになったりすれば、また都市部が魅力的に見えるのかもしれませんが……。

そんなわけで、「晴耕雨読」というか「晴走雨読」というか、都会から離れた生活に憧れる気持ちが少しずつ高まっています。

以前読んだギッシングの『ヘンリ・ライクロフトの私記』が思い出されます。この作品は、私の心の奥深くに沁み入りましたが、自分の中にもどこか隠遁生活に憧れる気持ちがあるのかもしれません。兼好や長明のような生き方をしたいとまでは思いませんけれど(笑)。

ヘンリ・ライクロフトの私記 (岩波文庫)

最近よく見ている映像。私にとって憧れのライフ・スタイルなんですよね。Husqvarna(ハスクバーナ)はスウェーデンのバイクメーカー。チェーンソーや銃でも有名なんですけどね。

701 ENDURO – The Perfect Combination | Husqvarna Motorcycles

この映像を見て結構真剣に701の購入を検討したんですが、大阪最寄のディーラーが「広島県」か「奈良県吉野山」って……(笑)。メンテ依頼も一苦労、どころか大苦労じゃないですか。

でも、田舎に暮らすならこういったバイクが要るよな〜、どうやってメンテしてもらおうかな〜等と、老人になってからのあれこれを今から心配しています。老人が乗れる乗り物じゃない?うん、そうかもしれない(笑)。

ちなみに映像のライダー、ただ者ではありません。体重移動とかリアタイヤの流し方とかがめちゃくちゃ綺麗なんですよね。ドローンを使ったと思しき映像も迫力満点。私にはこんなテクニックはありませんが、北欧に住めるなら毎日こんな風に過ごしたいなと。