有名人とサイン

緒形拳の話を家族としていて、子供時代に、緒形拳からサインをいただいたことを思い出しました。すっかり失念していましたが、言われてみれば、「大地君へ、緒形拳」と記されている色紙を見た覚えがあります。色紙はどこへいったやら、今となっては分かりません。(済みません、緒形拳さん。)

母方の祖母が京都で商売を営んでおり、そこに緒形拳が訪れた。祖母が孫である私のことを考えて、サインをお願いした。小学生低学年の私は緒形拳を知らず、あんまり有り難みを感じなかった。 と、まぁこんな感じだったように記憶しています。

で、話は有名人のサインに飛びます。

個人的には、有名人を見かけたところで、話しかけよう・サインをもらおう・写真を一緒にとってもらおうなんて夢にも思いません。役者や作家としての有名人に敬意を抱くことはもちろんありますが、紙切れに名前を書き付けてもらったところで、何の得になるのかよく分からない。ねだられる有名人の方も(人気商売とはいえ)、面倒で仕方がないはず。

時々、飲食店で有名人のサインが飾ってあるところがありますが、あまり好みではありません。どうも有名人だけ特別扱いしているような気がしますしね。「飲食店は味や雰囲気で勝負なんだよ、有名人が来たからって俺には関係ないね。」と言いたくなる。

などと思いつつ、冷静に考えてみると、「この人にあったらサインをもらいたい」と思う有名人が私にもいました。

 ピアニストのグレン・グールド
 ミュージシャンのフランク・ザッパ

もし出会ったら、サインを求めて、色々と話しかけて、写真を一緒に撮ってもらって、握手してもらって、それから、それから…。

って、私自身も思いきりミーハーですね(笑)。

どちらも亡くなっているので、その機会は無いわけですが、もしあの世があるなら、是非話してみたい人達です。

あ、J.S.バッハとショパンにもサインを貰いたいなぁ。