合格者の声 – 灘中学合格

合格者からのメッセージ

国語が苦手できらいだったのですが、宮田塾に通って実力と自信ができました。

保護者様からのメッセージ

五年生の時、大手塾で出される何題もの読解の宿題がはかどらず、息子は国語に嫌気がさしていました。次の一年もこのままの状態では、国語の成績は絶対に上がらないと思い、思い切って大手塾の授業を受けるのはやめ、国語専門塾を探すことにしました。

2教室で体験授業を受けてもピンとくるものはなく、次は3教室めの宮田国語塾です。体験が終わり教室を出た瞬間、主人と息子の顔は「ここだ!この先生だ!」と確信している表情でした。もちろん私も同然です。宮田先生の授業は至れり尽くせりの丁寧な御指導で、「こんな国語の授業って存在するんだ……宮田先生の授業を毎週受けられるなんて息子はなんて幸せなの♪」と思いました。

宮田先生が息子に出して下さる宿題はたったの1題。最初のうちは、「こんなに少なくて大丈夫なの?」と感じましたが、模試などの国語の成績が上がっていき、宮田先生がおっしゃる「量より質」の効果が現れてきました。そして何よりも、息子の国語アレルギーなくなったのには感激です。

入試結果は、いつも足を引っ張っていて苦手だったはずの国語で、なんと合格者平均より18点も高い点数を得ることができました。志望校に合格できたのは宮田先生のお陰です。本当に本当にありがとうございました!

当塾からのコメント

もう有り難すぎて、何と言ってよいやら困ってしまうほどのメッセージです。塾冥利に尽きるお話で、この仕事をしていて良かったと心から思います。本当にありがとうございます。

灘中学校に合格したこの塾生さん(仮にA君としておきます)は、1年間にわたって他府県の遠方からおいでになっていたんですが、本人はもちろん、保護者様もご送迎が大変だったのではないかと存じます。にもかかわらず、学校行事などのやむを得ない日を除き、授業の欠席はなく、どんな日も集中して授業を聞いてくれていたのが印象的です。本当によく頑張って下さって、私の方が感謝すべきだと思っています。


保護者様がお書き下さっているように、当塾は「量」を追い求めることはしません。もちろん、一定量の勉強は必要ですが、勉強がある程度の段階に達している生徒が難関校を目指す際、「量」を追い求めることは危険です。

特に中学受験国語の場合、こと読解に関して言えば、必要となる知識量はそれほど多くありません。むしろ必要なのは、「質」の高い読解演習と解答作成演習です。そういう趣旨で、当塾は「質」を徹底的に追究しています。

ただ、読解や解答作成演習の「質」を追究した場合、どうしても多人数対象の授業は成立しません。私の経験上、生徒さんを同レベルの学力で揃えても、おそらく3名が限界、適切な人数で言えば、1名〜2名であろうと思います。そのラインを越えると、質の高い演習を積んでもらうことが物理的に不可能になります。

こうしたクラス人数の件は、塾サイドの問題ですが、文章読解や解答作成演習の「質」を追究する際、問題になることがもう一つあります。

それは、生徒さんが真剣に授業に参加してくれないと、あまり効果が望めない点です。90分間にわたって、こちらの話す論理を頭の中でトレースして、与えられた問題を深く読み、よく考えて解答を作成したり修正したりする。こんな作業、大人でもなかなかハードですよね。もちろん、生徒さんの性格やその日のムードによってある程度はアレンジしていますが、結構大変なことには変わりありません。一応、ホワ〜ッとしたムードで進行するようにはしていますけれど(笑)。

こういう姿勢で行くと、どうしても大量の宿題は出せません。受験生の時間は極めて貴重である一方で、小問一題一題を真剣に考えて書くと、かなりの時間・労力がかかるはずですから。

こちらとしては、できる限り良い問題を探して提供し、そこから学べる部分を徹底的に深く掘り下げて、そのエッセンスを提示する。そして、その問題だけではなく、一般的な文章読解力・解答力へとつなげてゆく。そうしたプロセスに力を尽くすのが、真剣な受験生に対する礼儀だろうと思っています。

A君は、こちらの指示通りにしっかりと勉強してくれるので、私としても、とても心強い感じの生徒さん。正誤は別として、解答の一つ一つがよく考えて書かれているので、絶対にこの子は伸びるだろうという感じがありました。

結果は次の通り。国語200点満点中151点。灘中受験者平均点123.6点。灘中合格者平均点133.3点。見事に、国語を武器にしてくれた感があります。狙いはバッチリ!


長くなりついでに。

大手塾さんをけなすつもりはありませんが、宿題などの「量」に翻弄されているご家庭は、冷静に勉強の内容をお考えになった方がよいと思います。「量」に頼る勉強・指導は、どうしてもイージーな面が出てきやすいからです。

志望校合格に必要なのは何なのか、現在何が足りなくて何が不要なのか。「合格」のための勉強ではなく「勉強」のための勉強になっていないか。塾のビジネスベースに乗るのではなく、保護者さまが真剣に検討なさるべき事柄だと考えています。

中学受験であれ、大学受験であれ、国語は「量」ではなく「質=出題文章や問題の深掘り」が重要です。灘中合格は、極めて的確なご判断をなさった保護者様に負うところがとても大きいと思います。

中学受験大手塾の大人数指導で国語の成績が伸びない人は、どうしても一定数いるだろうと思います。私が思うに(もちろん生徒が真剣にやっていてということが前提ですが)、本人の出来が悪いと考えるべきではないでしょう。構造的な問題です。

そうした中学受験独特の構造にはまってしまっているご家庭から、よくご相談を承るんですが、さらに「量」を増やして解決しようとお考えの方がほとんどです。しかし、それは決して賢明ではないということを、A君および保護者様のケースは証明してくれていると思います。私の場合、難関大学の受験指導の方からこの仕事に入ったので、余計にそう思うのかもしれませんけれど……。

長々と書き連ねてしまいましたが、難関中学をお目指しのご家庭のお役に立てば幸いです。

A君に限らず、合格者の方々は、今後勉強面でのアドバイスなどがご必要になれば、いつでもお気軽にご連絡下さいね!