On the road, off the road

やっぱり春はいいですね。人間としてというより、動物として、生物として気分がいい。MotoGPもそろそろ始まりますし(2020年シーズンは大波乱の一年でした)、ようやく休みも取れるようになってきて、密にならない場所ならバイクや車で出かける気持ちになってきました。

自動車や大排気量のバイクだとそういう気持ちにはなれないんですが、最近また乗り始めた250ccのオフロードバイクだと、田舎の細い山道、ひっそりした農道、林道なんかを走るのが最高に楽しいんですよね。

いくら単独行動が好きといっても、ガレガレの林道、要するに石や岩が剥き出しの山道(というか道なき道)に一人で入るのは好ましくありません。万一遭難した場合、場所的に携帯電話もつながらないことが多く、白骨死体になってから見つかるというケースも稀にありますので……(笑)。

そんなわけで、私が好んで走るのは比較的常識的な道ではあるんですが、かといって交通量が多い道は楽しくありません。あと、交通取り締まりの多い道も。いや、安全運転を徹底していますが、精神的な負担が大きいんですよね。

京都府の某市某所は、毎日正午に時報として大きな音でサイレンを鳴らすんですが(ホントにびっくりするぐらい大きな音です)、今までに何度か心臓が止まりそうになりました。音が大きいのはいいんですが、パトカーのサイレンにそっくりな音なんですよね。制限速度内で走っているのに、本能的に「うわっ!捕まった!」とビクッと来てしまう。あれ、事故のもとだと思う(笑)。


最近走った道でワクワクした道をご紹介しましょう。

理想的なのはこういう道ですね。どんな乗物でも楽しい道。

小さな乗物の楽しいのはこんな道。軽トラックの幅+アルファぐらいしか道幅はありませんが、人間の手がちゃんと入っており、安心してのんびりと走れます。田んぼの間を縫いながら。川の気配を感じながら。

竹林を抜ける。道の状況はそれなりですが、しっかりと人跡があって安心感あり。

だんだん怪しい道になってきましたが、ワクワク度は上昇。オフローダーだと真ん中の苔部分に乗っても平気です。軽トラと出会ったりすると、ちょっと難儀な道ですが。

典型的な舗装林道です。一応アスファルト敷きなのが見て取れるかと思いますが、穴ぼこだらけ、落葉だらけで滑りやすい道。ガードレールは勿論ないので、ミスると深い谷底です(笑)。

舗装がないフラットダート。どこに続いていくのかワクワクします。ここら辺からはGoogleマップにも掲載されていないレベルの道。

上記の道ではないですが、よく似た道をたどっていくと、突如山奥に大きな池が出現(多分人工の貯水池)。しばらく佇んでみても人っ子一人きません。一日に一人来るか来ないかというような池でしょうが、風情大いにあり。

これは微妙な道。一応、アスファルトが残っていますが、ほとんど廃道でしょう。気にせず進んでいくとこのすぐ先で道は途絶えていました。

これはひょっとしたら行けるかも?といった道ですね。バイクを停めてしばらく歩いて調査してみましたが、少し行くと人の入れない薮でした。さすがに断念(笑)。

これはかなり楽しい道でした。確か大部分が舗装のないフラットダートだったんですが、写真左側に見えるように、かろうじてガードレールがあります。人の手がそれなりに加わっている道だということです。グニャリと折れているのがヤバげですけれども。

こんな感じで結構な道のりを進んでいきました。こんな道があったんだ、知らなかった。ひゃっはー!楽しい!このまま進めたら、市街地の外れに出てくるはずなんだけど、路面状況を考えてGoogleマップには載せてないのかな?

進むこと数キロ……。ぐはっ!マップに載ってない意味が分かりました。

さすがにこの倒木は越えられない(笑)。笑えて笑えてしようがありませんでした。早く道路を復旧して欲しいところですが、こんなところ一日に数台しか乗物は通らないでしょうし、しかも通るヤツ通るヤツ私みたいなアホばかりとあっては、自治体も腰が重いはず。望み薄ですね。また数年後に再訪してみよう。

人生色々。道も色々。塾から言えば、勉強も色々でございます。