中学受験NaviCo(ナビコ)にインタビュー記事が掲載されました

ブログに書きたいことは数あれど、なかなか時間がありません。授業が終わって、食事をして少し休み、雑用をこなすともう夜中の3時前。なかなか自分の時間が取れません。まあ、自営業(塾稼業)というのはこういうものなのかもしれませんが……。

さてさて、そんな塾に、とあるウェブメディアが取材に来てくださいました。中学受験NaviCo(ナビコ)さんです。この中学受験NaviCoナビコさん、新興出版社啓林館さんが運営していらっしゃいます。

新興出版社啓林館といえば、教科書会社として大変権威のある会社であるのは皆さんもご存知の通り。小学生のお子さんがいらっしゃる方は、理科の教科書を見てください。大抵の場合、啓林館さんのものじゃないかと思います。

何でも、啓林館の国語編集部の方が、当塾のブログをご覧下さっていたとのことで、インタビューのご依頼を受けました。本当にありがたい話です。

インタビュー自体は今年4月、編集部の方2名が弊塾までわざわざおいで下さって行われました(ちっちゃい塾ですみません……)。編集部の方々は和やかな雰囲気の方々でして、私も大変楽しくインタビューを受けさせてもらえました。

読んでみると、ちょっとこそばゆい気もする記事なんですが、本当にうまくまとめてくださっていて感謝感激です。

是非お読みいただければ。

【第14回】中学受験国語の対策とは?/宮田大地(宮田国語塾 代表)

当ブログをお読みくださっている方々には、少しだけ補足をしておきますね。

上記インタビュー記事内で私が「迷走」と称しているのは、具体的にはある種の模試問題を念頭に置いています。いわゆる難関中の入試問題からは大きくかけ離れた問題であり、かつ、出題の趣旨が判然としないような問題がよく見られるんですが、そんな問題に振り回されて右往左往する方々が後を絶たないんですよね。

北海道に行くべきなのに、なぜか沖縄行きの切符を買おうとする、しかもその切符は新幹線のものだったりする……。北海道はもちろん、沖縄にすら到着できないですよね。でも、なぜか受験界ではそれを地で行く話が横行しています。

あと、家庭での言語的コミュニケーションの話もさせてもらっていますが、特に小学低学年のお子さんなんかは、プリントをたくさんこなそうとするよりも、家庭での会話を重視して欲しいと思うんですよね。正に「急がば回れ」です。

教育界で「コミュニケーション力の重視」というと、なぜか「発信」の方ばかりが着目されるんですが、コミュニケーションは相手の発信する情報を「受信」して初めて成り立つもの。正直に言えば、「発信」よりもきっちり「受信」する方が、ずっと難しい。

国語的な言い方をすれば、書いたり話したりするより、読んだり聞いたりすることの方が、本来難しいと思うんですよね。最近、子ども達の読解力の低下がよく取りざたされますが、これは子供たちの「人の話をじっくりと聞く力」が低下してきていることとほぼ軌を一にする話だと考えています。

これに関しては、下記のような記事を書いたことがありますが、また別の観点から思っていることを書く予定でいます。

読解力=人の話を聴く力

中学受験NaviCo(ナビコ)さん、実は次回記事もご用意下さっています。近々公開されると思いますので、またご覧いただければと存じます。

最後になりましたが、中学受験NaviCo編集部の方々、まことにありがとうございました。