プロ失格

大型連休前に喉を痛めてしまい、ガラガラ声の授業で生徒達に迷惑を掛けてしまいました。

大型連休直前土曜日の授業を終えるまでは、何とか乗り切るつもりだったんですが、夜の最終授業でエネルギー切れ。ラスト15分ほどは、ほとんど声が出なくなってしまいました。ちょうど問題演習の時間だったので、解答&解説を板書して何とか切り抜けました。迷惑をかけてすみません。

私、こんな風に喉を痛めてしまうことが、1~2年に1度ぐらいあります。それなりに健康には気をつかっているつもりなんですが、喉が弱いのか、声の出し過ぎなのか。

その度に、こんなのではプロとして失格だなぁ、と深く反省しているんですが、もっと大きな声を出す必要のあるシンガー、役者さんなんかはどういう対策をしておられるんでしょうね。特にアンプを使わない伝統芸能の方達は、大変な自己管理をしておられるんだろうなぁと想像します。義太夫節(文楽の音楽と思って下さい)の大夫さんなんかは、音吐朗々、まったくのアンプなしで、びっくりするぐらいの大音声ですからね。ステージの日に声が出ないからお休み(代演)なんて、できるはずもありませんし。

まぁ、まだまだ未熟者だと反省しきりです。

授業を終えてのひとこま。

私(かすれ声で)「やっ…と…じゅ…ぎょ…う…が…お…わっ…た…。」

息子「だいじょうぶ?ぱぱ!だいじょうぶ?」

妻「あ、その人見た目はパパやけど、別の人やで。ほら、声が全然違うやろ。」

私「…オ…イ…オ…イ…」

息子(私から少し距離をおいて)「ほ、ほんとう?ほんまなん?」

私「ほ…ん…き…に…す…なっ…!」

息も絶え絶えのツッコミでした。