ぼくは「未成年」

前回、成人式の話を書いたんですが、いつも思いつきで記事を書いているので(すみません)、話が逸れて明後日の方向に行ってしまいました。本当に書こうと思っていたのはこっちの話。

息子が私の成人式の話を聞いてきます。

「なんで成人式に出なかったの?」

「だって、興味もないし、面倒臭いし。同期の友達と会いたければ他の機会はいくらでもあるしね。」

「僕も出たくないかも。」

「お前の好きにすればいいよ。大人なんだから自分で決めることだよ。」

「成人式当日は何をしてたん?」

「ん?ママの付き添い。女の人にはきれいな着物を着るという大事な目的があるねん。普通は成人式と結婚式ぐらいだからね、美しい着物に身を包むなんて機会は。」

「へぇ〜。」

「パパは飼い犬として付き添いを命じられてん。だから犬の着ぐるみを着て口に荷物をくわえて会場までママに付き添ったよ。『終わるまでここで大人しく待っといてね』って言われて、最初は大人しく座ってたけど、あんまり寒いからマイケル・ジャクソンの曲でムーン・ウォークしてたんだよね。そしたら人だかりが出来て、拍手喝采を浴びたっけ。ジャーンジャーンジャーンジャジャーン、Who’s bad?」

「ないない。」

「それはそうと、パパはまだ未成年って知ってた?」

「はぁ?40代やんか。」

「いや、成人式に出席しなかったやろ。だからまだ未成年やねん。そんなわけで、酒もタバコも一切やってないねん。ギャンブルも未成年は禁じられてるからやってない。ちゃんとルールを守ってるわけ。」

「うそや〜、ただ単に苦手なだけやんか。それにバイクとか車とか運転してるやん。」

「チッチッ、分かってないな。バイクは16歳から、自動車は18歳から運転できるねん。だからOKなわけ。あと、食の好みも未成年らしくしてるやろ。ハンバーグとか唐揚げとかフライドポテトとかが一番好きやねん。」

「そうえいばパパって大人っぽい食べ物嫌いやね。」

「うん、食の嗜好に関しては10歳で成長が止まってるからね。ぼくは食のピーターパンや!(彦摩呂ふうに)」

「僕よりこどもやんか……。」

というわけで、「未成年」ではありますが、今年も頑張っていく所存にございます。宜しくお願い申し上げます。