休みを休む

塾というものは、どうしても夏の時期が忙しく、例年7月中旬から8月にかけて結構ハードな生活を送ることになります。ちょっと散髪へ、ちょっと郵便局へ、というのもままなりません。暇でしようがないなんて状況よりはずっと有り難いことですけれども。

休みの日にも、預かった答案をチェックしたり、授業準備をしたり、雑用をこなしたりせねばならないことが結構あるんですが、それは出来るだけ避けたいと考えています。小学2年生の子を抱える父親としては、育児も一つの大きな仕事であり、休みの日は息子とあれこれして過ごす大切な時間でもあるからです。

(あ、誤解なさらないで下さいね。仕事を増やすなと言っているわけではありません。休日にまで仕事を持ち込んでしまうのは私の能力不足からです。生徒・保護者の皆さんはご遠慮なくドシドシ答案や質問を持って来て下さい。ワーキングデーの間に全力で対応致します!)


これは経験的に思うことなんですが、本来、休みの機会には完全に仕事を忘れてとことん休む方が、全体として仕事の能率も上がるんじゃないでしょうか。

普段は体調維持のため、よくプールに出かけるんですが、軽く泳ぐだけでも、結構仕事のことを忘れています。いや、忘れているというのは不正確でしょうか、とりあえず頭の中から放逐している感じです。特に潜水50m×○本といったトレーニングをしていると、「あ~早く呼吸したいな」という極めて動物的・原始的な考えだけが頭を占めまして(笑)、仕事や勉強といった「高等な」考えは頭から追い出されるわけです。しかし、その後は、集中力が高まりますので、結局は生活全体で見れば得をしているのではなかろうかと思います。さすがに夏休み中はそうしたトレーニングの機会もほとんどありませんが……。

そんなわけで、頂戴しているお盆休みの期間は、「え~っと、僕の仕事って何だっけ……?あ、そうだ!塾で教えているんだった!」と半ばボケるぐらいまで休みきりたいと思います(笑)。