息子を電車に乗せると、いつも大喜びです。電車の何が子供の心を捉えるのかよく分かりませんが、とにかく電車に乗ったり電車を眺めたりするのが楽しいようです。
電車から降りた後も、去りゆく電車を名残惜しそうに眺めつつ、「バイバ~イ」と手を振る息子。私としては、電車よりそちらを見る方がずっと楽しいわけですが…。
地下鉄や私鉄では経験したことがありませんが、JR環状線の車掌さんは、そうした子供に結構反応してくれます。
ニッコリ微笑んで、挙手の敬礼というんでしょうか(警察官や自衛隊員がよくしている左手を額の前に持ってくる敬礼です)、あの敬礼を息子に向かってして下さったことが何度かあります。
子供はもちろん大感激なんですが、大人の方も嬉しくなってしまいますよね。何というか、カッコイイ。彼らの仕事に持つ誇りを感じさせてもらえるから、そう思うんでしょうか。
車掌さんと息子の間に、電車を介した無言のコミュニケーションがあることにも、少なからず妙味を感じます。