昨日ニュースを読んでいて、レイ・ハラカミの訃報に触れました。驚きのあまり思わず声を上げてしまうような訃報は、今月に入って二度目です。
中村とうようの自死、レイ・ハラカミの突然死。なんとも寂しい気持ちにさせられる夏です。
レイ・ハラカミは京都在住のミュージシャン。ジャンルとしては、いわゆるテクノ・エレクトロニカということになりますが、ご本人はあまりテクノを意識して追究していなかったのではないかと感じます。気持ちのいい音楽や演奏を求めている内に、自然とテクノと呼ばれる音楽スタイルに落ち着いたのではないでしょうか。
切なくも暖かいメロディー、浮遊感溢れる音。どこか飄々とした人柄を感じさせる音楽を、一度は生で聴いておきたかった。脳溢血による40歳の死。あまりに残念です。私より年下じゃありませんか!
Rei Harakami – lust
アルバム『Lust』は私の愛聴盤。これからも折に触れ聴き続けたいと思います。
Rei Harakami – owari no kisetsu
細野春臣の「終わりの季節」のカバー。レイ・ハラカミ・バージョンを聴いて以来、私の頭の中で、この曲は、細野氏の声ではなく、レイ・ハラカミの声で再生されます。オリジナルをはるかに凌駕するカバー。朝焼け・夕暮れの京都鴨川を散策するとき、これほど合う曲を私は他に知りません。
ただただ、ご冥福をお祈り致します。