例年、当塾の授業スケジュールは、1月末日が前年度終了日となっており、2月からは新年度となります。したがいまして、新年度の授業は既に始まっておりまして、その関係で朝から晩まで仕事に追われています。お渡しする書類を調えたり、教材を準備してお渡ししたり、新規ご入塾の方々と面談をさせていただいたり。
ご希望の方々への体験授業も、1月中に消化しきれなかった分を鋭意実施させていただいておりまして、仕事は『劇場版「宮田塾の刃」無限列車編』のごとし。いや、映画化されてないけど(笑)。
ただ、新しい塾生さん達とお会いできるのは、楽しいことでもあります。新小学1年生などは、体験授業時にはまだ小学入学前の幼稚園児達なので、(失礼かもしれませんが)何か「ひよこちゃん」と一緒に勉強しているような気になってきます。
「これ、できまちた!」「もんだい、できまちた!」
本当にこんな感じで授業を進めております。難解な大学入試問題を教えるのも仕事ですが、小さなお子さんの勉強のスタート地点をガイドさせていただくのも、これまた大切な仕事であります。
そんな感じで、2月はフレッシュな空気が塾に吹き込む時期でもあります(小学生をつかまえてフレッシュも非フレッシュもありませんが……)。だんだん暖かくなってきたこともあって、私達も気分一新。今年も頑張っていこうと思います。
一方で、中学入試に見事合格された生徒さんや保護者様がお立ち寄り下さる日もあります。合格された生徒さんが嬉しそうな安堵・余裕の表情を浮かべているのは当然ですが、保護者様も本当に明るい笑顔をなさっていて、我々も楽しい気分になります。
お子様の合格発表を見て、感極まり一緒に泣いてしまったなんて話を保護者様から伺うと、中学入試は子と親との「共闘」なのだなとしみじみ思います。私も子を持つ親ですので、子を思う気持ちはよく分かります。大げさかもしれませんが、こうした経験が親子の歴史を築き上げていくんでしょうね。
そんなあれこれの現場に立会わせていただくという意味で、大変幸せな仕事をさせていただいているなと思います。少し春の気配を感じつつ擱筆。