ようやく昨日から大阪市の学校も動き出しました。当塾もてんやわんやの一週間でしたが、皆さんも本当に大変な一週間だったかと存じます。
今回の騒動で興味深かったのが、京大の対応です。
京都でも、近隣都市や市内で新型インフルエンザ感染者が発見され、京都府知事や京都市長が全大学に対して、休校の要請を行ったそうなんですね。実際、京都府内のほとんどの大学は休校措置をとったようです。
で、京大なんですが、感染症の専門家チームが独自に状況を分析。今回に関しては休校措置に意味なしと判断して、通常通りの授業を実施しています。
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/news_data/h/h1/news5/2009/090520_2.htmより引用
2009年5月22日 京都大学感染症対策会議
京都市内において新型インフルエンザの感染が確認されたところです。また、京都市、京都府から休校も要請されているところでもあります。
本学においては、今回の新型インフルエンザへの対応のため、感染症対策会議およびインフルエンザ対応専門家グループを設置し、医学的、生物学的見地をふまえ対応方針(最新の方針は平成21年5月20日付け第4版)を決定してきたところです。 今回の、京都市内においての感染確認をふまえ、上記対策会議等で検討の結果、本学においては、現時点においては、通常どおりの授業を行うこととします。
「行政が何と言おうと関係ない。自分たちの安全対策は自分で考えるべきだ」ということなんでしょう。
京大の場合、出席を重視するような授業はほとんどありません。むしろ出席せずに良い成績を取ることが素晴らしいとされている節すらあります(教授サイドも含めて)(笑)。少なくとも私の学部ではそうだったんですが、今もあまり変わらないんじゃないでしょうか(このあたり、かなり無責任に書いています。間違っていたらすみません)。
とすれば、通学などに危険な状況だと思えば自主休講(=サボり)とすればよいだけであって、子供じゃないんだから大学に判断させるなよ、ということでもあるんでしょう。言い換えれば、病気になっても自己責任、登校してくるかは否かは大人なんだから自分で勝手に判断しろ、ということです。
いずれにせよ、来るなと言っても研究したい人間は勝手に来るでしょうし、来いと言ってもサボる人間はサボるわけですから、合理的な判断だと思います。
ただ、それは対象が大人だからできるわけでして、当塾の場合は小中高の大学生未満が対象。そんなことはできません。今後も、(よっぽど不合理な方針でない限り)自治体の方針に素直に従う予定でおります。念のため。