大阪府立高校 前期入試 理数科

先日(2009.02.24)、大阪府立高校の前期入試が実施されました。前期は専門学科や総合学科の入試ということになるわけですが、今朝の新聞で問題や総評に目を通すと、基本的な問題が多かったようです。これら専門学科の中で最も注目されるのが、大手前高校と天王寺高校の「理数科」

ご存知の方も多いとは存じますが、大手前高校と天王寺高校に設けられている「理数科」は、それぞれの定員が80名、倍率5倍弱。事実上、各公立中学校トップの生徒だけを集めるという学科になっています。もちろん進学成績も立派なもの。

例えば、天王寺高校の理数科の進学実績を見てみましょう。
http://www.osaka-c.ed.jp/tennoji/zennichi/risu/risu_index.htm

平成20年度の卒業生81名中、国立「現役」合格者のデータは下記の通り。
東大2名,京大21名,阪大6名,神大9名,市立大医学部6名etc.
合格率から言えば、かなり良好だと言えるでしょう。

話はそれますが、我が母校高津高校にも、理数科類似の学科設置の打診があったと聞きます。もちろん高津の先生方が、そんな面倒な(仕事の増える)ことを受け入れるはずもなく、話は流れたそうですが…。今では天王寺高校との差も開いてきており、学区トップ校であったことすら忘れ去られそうな勢い。OBとしては寂しい限りです。(いや、母校は大好きなんですよ。あんなに素晴らしい高校は他になかったと確信しています。念のため。)

閑話休題。

宮田塾のブログでは、新聞でも特に講評のなかった「理数科」の数学問題について少々書いておきましょう。

続きます。