本当に「悪」なのか

覚醒剤の件で、スポーツ界や芸能界が盛り上がって(?)います。個人的には、他人に迷惑を掛けない限り、大人には愚かなことをする権利があると思っているので、そこまで盛り上がるべき話題なのかなと思うんですが、スターの失墜は視聴率や部数の稼げる「おいしい」話題なんでしょうね。

(正確には争いがありますが事実上の話として)自殺が法的に禁圧されていない以上、緩慢な自殺ともいえる覚醒剤の使用は、法的に大した問題でないような気がしてなりません。反社会的な勢力の資金源になることが一番の問題なんでしょうが、国が覚醒剤の生産・輸入を管理してタバコのように販売すれば問題ないんじゃないか。覚醒剤常用者自身が反社会的な行動を起こせば、その時はその犯罪で取り締まって、覚醒剤使用(=自堕落な生活態度)をもって情状を悪くするという風にした方が理屈にかなっているんじゃないか……。

覚醒剤常用者の家族はたまったもんじゃないと思いますが、そういう状況まで法で保護すべきかどうかというと、私は疑問に思います。冬山登山とか、モータースポーツとか、命の危険の生じる趣味は世の中にいくらでもあるわけですから。残された家族のことを考えて、冬山登山を禁ずる法律はありませんよね。

なんて書いていると、私が覚醒剤を使用したがっているように思われれそうですね。私は大の嫌煙派かつ全くの下戸で、刺激物や嗜好物には著しく耐性がありません。覚醒剤なんて夢のまた夢。一瞬で死んでしまいそうな気がします。ワサビですら刺激が強すぎて食べられないというのに……。お寿司は幼少の頃から今に至るまで、ぜんぶサビ抜きさ!(笑)。

私の言いたいことは、皆が「悪」だということが、本質的な「悪」なのか否かは冷静に考えてみるべきじゃないかということです。逆もまた然り。

そういう意味で、収賄を犯した政治家とか、故意に公約を破った政治家なんかは極刑に処して欲しいんだけどなぁ(笑)。