『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』と音楽と

『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』を見てきました。このシリーズ、妻も私も好きなんですよね。何だかんだあっても、やっぱりトム・クルーズは本当のスター。持っている華が他の俳優とは段違いです。

ストーリーや感想は、公式サイトや他の人に任せるとして、私はトリビアルなことを記しておきたいと思います。

トム演じるイーサン・ハントは、米国の特殊機関に属する超一流の諜報部員。まぁよくここまで色々な事件に巻き込まれるなと思うぐらいに、危険な任務を果たしてきた男です。

映画冒頭近く、今回の特殊指令を受けるシーンがあります(後に指令は罠だと判明しますが)。その場所はロンドン片隅の何やら古そうなレコード店。

シンパと思しき女性店員と交わす合い言葉が、音楽好きの心をくすぐります。曰く「ジョン・コルトレーン」。曰く「セロニアス・モンク」。トム・クルーズの趣味なのか、音楽監督の趣味なのかは分かりませんが、思わず頬が緩みます。

壁に貼ってあるモノクロのポスターも気になって、食い入るように見てしまったんですが、私が驚いたのは、あるポスターの右上に「フランク・ザッパ」の肖像があったこと。こんなところでザッパに出会うとは。思わず横にいる妻の肘をつついてしまいました。

そのポスターがしっかりと映るカットがあるので、「私達はこれらの音楽家たちを尊敬します、あなたも聴いてみて下さい」という製作者側のメッセージではないかと。深読みしすぎでしょうか?

「音」で言えば、バイクのスタントシーンにも感心しました。出てくるバイクはBMWのS1000RR(2012年型)なんですが、おそらくエンジン音・走行音も、本当にS1000RRのものを使っていると思われます。4気筒エンジンが高回転しているとき独特の音でしたから。

たまにあるんですよね、映画内で走っているのは単気筒エンジンのバイクなのに、4気筒エンジンの音がしているとか(笑)。気にならない人には全然ならないと思うんですが、そういう所で手抜きしている映画・ドラマはやっぱり興ざめです。

ともあれ、今回のM.I.も楽しめました。6作目も製作されるとのことで、今から楽しみです。

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