当塾では、お預かりする生徒さんの総数を少なめに設定しております。こと受験に関しては、あまり多くの授業を受け持つと、クオリティが保てなくなるという理由からです。各クラスについては、最大2名までの個別指導としているんですが、実際上はほとんど1名クラスになっています。ウェブサイトの方には、
「学力レベルや志望校を勘案し、同一授業で指導するのが好ましいと判断される場合のみ、1クラス生徒数を2名としております。年間を通じ、1クラス生徒数1名となる場合もございます。」
と、書いているんですが、学力レベル・志望校・当方の指導できる時間・生徒さんがおいでになれる日程などを合わせてゆくと、なかなか1クラス2名にはできません。よく似たレベルの他人の答案を読むのは(書いてきてもらった答案を授業で取り上げているのです)、勉強方法としてかなりお薦めなので、同レベルである限り、2名指導には合理性があるんですけどね。
もちろん、上記のような方針を取る理由としては、教室の数(一つしかありません)・講師人員(私一人だけです)・可処分時間(完全少人数制宮田塾の方も運営しています)といった物理的制限も大きいわけですが、拡大路線を取る気持ちはさらさらありません。今後も上記方針は変わらないと思います。
次に対象の方なんですが、近年は中学入試対策をご要望の方が多いため、大学入試にまでなかなか手が回らない状態になっております。スポット的に授業を組ませていただくことはありますが、なかなかレギュラー授業が組みにくい状態が続いています。本年度は、社会人の方の小論文指導も行っていますが、やはりこちらもスポット開講。色々とお問い合わせを頂いて、本当に有り難いと思うのですが、ご希望に添えず、心苦しい限りです。大学院入試の指導のお問い合わせも時々頂きますが、指導時間が捻出できそうにありません。
「じゃあ中学入試専門にしろよ」と思われるかもしれませんが、それだと、大学入試レベルには対応できないように思われるでしょうし。個人的には、大学入試に対応できないようでは、中学入試にも対応できないと思っておりまして、大学入試対策の看板を下ろすのにはちょっと躊躇があります。そんなわけで、ウェブサイトの表記なども、ちょっと悩んでいるところです。古文や漢文を指導する機会が減るのは少々寂しいんですよね……。