仕事柄、関西圏中学の入試国語問題を見ることが多いんですが、近年出題された作品(主に論説文)から、私が興味深く思う著者のリストを作成してみました。私が今までに読んできたり、これから読みたいと思っている著者リストでもあります。
網羅的な入試データを作成することが目的ではないので、作品(出典)名はあえて記載していません。また、セレクトにある程度の偏りがあることもお含み置き下さい。その代わりといっては何ですが、各著者の簡単なプロフィールを付記しました。
確認しておきますが、列挙したのは中学入試、すなわち小学6年生に向けて出題される作品の著者です。大学入試ではありません。もちろん、中学入試ですから、比較的平易な文章が選ばれていますし、問題もそれほど難解なものが出題されているわけではありません。
(ただし、小学生からするとかなり難解に見えるとは思います。また、どう考えても大学入試レベルだと思えるような文章を平気で出してくる中学も中にはあります。)
また、これらが上位中学受験生の読書生活そのものである、という訳ではありません。しかし、小学生の頃から、日々こうした硬質な文章に触れて、ものを考えている、というのは非常に大きな意味を持っていると思います。中学受験がなければ、小学生がこうした著者の文章に触れることはほとんどないはずです。大人であっても、リスト掲出の学者・作家の著書に触れている人というのは、それなりの知識層ではないかと思います。
中学受験の問題をご覧になったことのない方には、少し驚きを感じさせるリストかもしれません。
リスト自体は、関西圏中学の入試国語・出題作品著者リスト #2に掲載します。