危機管理

前々から危機管理を考え、シミュレーションをしてはきましたが、新型インフルエンザが流行したり、関連措置が発動されるのは今回限りであって欲しいところです。専門ではないので断言は出来ませんが、今回の新型インフルエンザは、基本的に命に関わることは稀である、というのがせめてもの救いです(妊婦さんなどは要注意だと思いますが)。

しかし、今のインフルエンザウイルスが変異を起こして、かつてのスペイン風邪(1918年~1919年、世界での死者約5000万人)のような状況が発生することもないとは言えません。

さらに今後、強毒性のH5N1型インフルエンザウイルス(致死率は50%とも60%とも言われています)が別の場所で発生してヒトに蔓延した場合は……、考えるだけでも恐ろしい話です。

特に後者のH5N1型インフルエンザウイルスについては、専門家が「ifの話ではなく、whenの話だ」(つまり、「もし起きたら」の話ではなく「いつ起きるか」の話だ)とおっしゃっていて、背筋が凍り付きます。驚異的に高い致死率のこのウイルスが流行しだしたときは、勉強や仕事がどうのこうのというレベルではなく、生き残ることができるのかというレベルの問題になるはずです。

大げさに思われるかもしれませんが、今回の大阪府・兵庫県挙げての休校措置が、そのときの予行訓練になればと考えています。まぁ、人間はか弱いものですから、最後は運任せですけれど……。