2016年5月の読書

5月は楽しい本に出会えた月でした。とりわけ心に残ったのは次の作品。

大崎善生『聖の青春』

29歳で亡くなった天才棋士、村山聖(むらやまさとし)の一生。私と同じ昭和44年生まれの彼の生き方は、万人の胸に迫るものだと思います。涙ぐみながら読みました。「命」とは何か。「生き切る」とはどうあることか。また当ブログにてご紹介したいと思います。

和田一郎『僕が18年勤めた会社を辞めた時後悔した12のこと』
和田一郎『僕が四十二歳で脱サラして妻と始めた小さな起業の物語』

とても為になる、というか、筆者の言わんとすることが分かりすぎるほど分かる本でした。私も自営業者の端くれですので……。後者は、筆者が大手百貨店を退職し、自営業へと転じられた際の開業記なんですが、自営業を始めようか悩んでいる方は読んで絶対に損はありません。保証します。著者の和田さんは京大OBなんですが、友人にこの話を振ってみると、なんとご本人を間接的に知っているとの由。世界は狭い(笑)。

山本さほ『岡崎に捧ぐ第1巻/第2巻』

面白すぎ。あんまり面白いので、一家全員で回し読みしたぐらい。私は2回読みましたよ。著者と岡崎さんの小学生時代からの交流を描くこの漫画、ベストセラーになっているそうなんですが、むべなるかな。毒のある「ちびまる子ちゃん」といった感じ。小学生から大人まで楽しめます。ちなみに、同じ著者にこんなマンガがあります。これほど「分不相応」という言葉の意味が分かるマンガを私は知りません。

とよ田みのる『最近の赤さん』

男性漫画家のマンガ育児日記。奥さんも漫画家なので、育児はお二人で共同分担。子どものいない方には何が面白いのか全く分からないかもしれませんが、育児経験者には「あるある」の連発。めちゃくちゃ共感を覚えました。今は娘さんが成長したので、Twitter上で『最近の娘さん』を発表されている模様。下記リンクからどうぞ。「ダイシュキ〜ッ!!!!」笑った。

就寝時の最近の娘さん – ツイナビ | ツイッター(Twitter)ガイド