夏期は仕事に追われて、仕事場にこもりきりになることが多くなってしまいます。もちろん、仕事で忙しいのはありがたいことなんですが、連日朝から晩までとなると、さすがに息が詰まってきます。
そんなときはやっぱり、外に出るに如くはなし。先日は製本作業を外注に出す必要があったので、朝5時頃に家を出てキンコーズへ。
キンコーズは印刷・製本などを請け負ってくれる全国展開の店舗。当塾、24時間営業の恩恵をどれだけ受けているかわかりません。「いっつもこいつ深夜1時とか朝5時とかに仕事持ってくるよな〜、いったい何の仕事をしてるねん?」なんて思われていること必定なんですが、完全に空いている時間となるとどうしてもそうなってしまうんですよね。
さて、製本を依頼した後は、仕事までずいぶん時間があったので、寄り道です。というか、こっちがメイン(笑)。バイクで大阪北部から京都亀岡あたりに抜けて「朝の散歩」をしようという算段です。
大阪北部、能勢や茨木市北部周辺は、大阪とは思えないほど(失礼)、田んぼが多くあります。私は田園風景やその香りが大好きなので、時間があるとついついそちらに足が、否、バイクが向いてしまいます。
白居易の有名な漢詩にもにもありますよね、「我称之田圃巡邏」なんて。「我、之を田圃巡邏と称す」つまり、「わたしはこれを『田んぼパトロール』って呼んでいるんだ」という意味ですね。
はい、真っ赤な嘘です。信じないように(笑)。
さて、朝の田んぼ風景は爽快そのもの。田んぼの間を縫うような道(大阪府北部から京都府南部には結構たくさんあります)をつなぎつなぎ、田園地帯を駆け抜けます。
田んぼを渡る朝の風はどうしてこんなに気持ちいいんでしょうね。本当にいい香りです。日本人というか東アジアに住まう人の特権じゃないかとまで思ってしまいます。日本人は先祖代々田んぼと暮らしてきたはずで、遺伝子に「稲穂を渡る風=いい香り」と書き込まれているのかもしれません。
稲の成長を見るのもまた楽しいんですよね。少し前に通ったときよりずいぶん背が伸びたな、稲穂が実ってきたな、そろそろ収穫だな。生徒さんや我が子の成長は日々見ていますが、植物の成長を見るのもまた楽しいものです。
そこらじゅう寄り道しつつも京都府亀岡市に到着。コンビニでブラックサンダーを購入します。このチョコレートをよく見かけるようになったのは、内村航平君のおかげですよね。感謝。
お手洗いを借りているし、ブラックサンダー1個だけというのも悪いかな、よーし今日は2個いっちゃおう!ということでブラックサンダーを2個購入。計66円也。いや、どっちにせよ、手間だけ掛かるウザい客ですか(笑)。チョコをもしゃもしゃと食べた後、朝も早いうちに自宅に帰還です。
(この辺りは棚田が多い。維持も結構大変なんじゃないかと思う。)
はぁ〜、楽しかった。今日も田んぼの安全は守られました。任務完了!ピシッ!